コレクションのアーカイブおよび復元

アーカイブされたコレクションは、コレクションを復元するのに必要なすべての情報が含まれる圧縮(.zip)ファイルです。 アーカイブの使用目的は、完了した監査コレクションを安全に保管し、Server Explorer 内のそのコレクションを削除することです。 コレクションにアクセスする必要がある場合は、それを復元することができます。

メモ

アーカイブを行っても、元のコレクションは Server Explorer から削除されません。 コレクションが正常にアーカイブされたら、元のコレクションを削除してもかまいません。

はじめに

ユーザーがコレクションをアーカイブまたは復元するには、AX Server のアーカイブおよび復元データ ディレクトリが ACL GRC Analytics Exchange 管理者によってあらかじめ構成されている必要があります。 詳細については、アーカイブおよび復元データ ディレクトリを構成するを参照してください。

アーカイブの動作

最大 500 個のコレクションを同時にアーカイブできます。アーカイブされたコレクションは、ACL GRC Analytics Exchange 管理者が指定した場所で保管されます。 アーカイブ処理中、アーカイブされるコレクションはロックされますが、その他のコレクションは引き続き操作することができます。

アーカイブ時に、マスター テーブルとマスター アナリティクスはスタンドアロン テーブルとスタンドアロン アナリティクスに変換されます。

メモ

システム構成、コレクション数、コレクションのサイズと複雑性によっては、アーカイブが完了するのに長時間かかる場合もあります。

アーカイブ内容

次の項目がアーカイブの圧縮ファイルに格納されます。

  • フォルダー
  • テーブル レイアウト
  • データ ファイル
  • 関連ファイル
  • AX Web Client でアクセス可能な、保存された解釈
  • 結果テーブル

メモ

アーカイブされたコレクションには、リンク テーブルおよびアナリティクス、セキュリティのアクセス許可、およびアナリティクスのパラメーター セットに保存されているパスワードは含まれません。

エラー処理

アーカイブ処理中に 1 つまたは複数のコレクションが失敗した場合でも、キュー内にコレクションが残っていれば、処理の実行が継続されます。 失敗したアーカイブ処理は AX Server の axArchiveRestore.log ファイルに記録されます。

コレクションのアーカイブ

  1. 省略可能。 コレクション アーカイブから除外したい項目をすべて削除します。
  2. アーカイブする 1 つまたは複数のコレクションを Server Explorer から選択し、メニューから [管理 >アーカイブ] を選択します。

    ヒント

    複数のコレクションを選択する場合は、Ctrl キーを押しながらクリックします。

  3. アーカイブ]ダイアログ ボックスで[アーカイブ]をクリックします。

結果 アーカイブ処理が開始され、ジョブの状態ビューの [システム ジョブ] タブにアーカイブ処理の状態が表示されます。

復元の動作

コレクションを復元すると、アーカイブされたファイルに保存されているすべての情報が復元されます。 アーカイブ処理で保持されなかった情報を再作成する必要がある点以外は、復元されたコレクションは完全な機能を備えています。

  • アナリティクスのスケジュール
  • アナリティクスに指定されたパスワード
  • リンク テーブル
  • リンク アナリティクス

元のコレクションにあるすべてのマスター テーブルおよびマスター アナリティクスは、元のコレクションを復元するとスタンドアロン テーブルおよびスタンドアロン アナリティクスとなります。

メモ

コレクションを、同名のコレクションが格納されている場所に復元する場合、復元されるコレクションの名前にはコピー番号(2 番目のコピーなら "( 2)")が追加されます。 たとえば、"Corporate Data 20130311 (2).zip" となります。 このようなコピー番号の追加は、コレクションを元の場所に復元したが、元のコレクションを削除していなかった場合に行われます。

復元されたアナリティクス ジョブ

コレクションを復元する場合は、次の点に注意してください。

  • Server Explorer の "結果" フォルダーに既存のアナリティクスのジョブ結果が表示され、ジョブごとにサブフォルダーが作成されます。
  • コレクションの復元後に実行するアナリティクスのジョブはそのアナリティクスに関連付けられ、各ジョブの状態および結果はジョブの状態ビューの[アナリティクスのジョブ]タブでアクセスできます。

アーカイブされたコレクションの復元

メモ

このタスクを完了するには、AX Server 管理者ロールが割り当てられる必要があります。

  1. メニューから [管理 > 復元] を選択し、[復元] ダイアログ ボックスで、復元するコレクションを選択します。

    ダイアログ ボックスに表示されたファイル情報を使って、復元対象として正しいコレクションを指定します。 コレクションを 1 日に 2 回以上アーカイブすると、後続のアーカイブ ファイルには collection_name 20150101(2).zip のようにコピー番号が追加されます。

  2. [復元]をクリックして、リストから、コレクションの復元先となる場所として次のいずれかを選択します。
    • 作業
    • ライブラリ
  3. [コレクション名] フィールドに、復元後のコレクションに付ける名前を入力し、[復元] をクリックします。

結果 復元処理が開始され、ジョブの状態ビューの [システム ジョブ] タブに復元処理の状態が表示されます。

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(C) ACL Services Ltd. All Rights Reserved. 2018年10月4日