ACL GRC Analytics Exchange とは

ACL GRC Analytics Exchange は、データ分析から継続的なモニタリングまでのプロセス一式をサポートするために指定された Java ベースのクライアント サーバー プラットフォームです。

ACL GRC Analytics Exchange の使用をお勧めする理由

  • セキュリティ ノート パソコンやデスクトップ パソコンでなく、サーバーにデータを保存することで、機密性の高い情報の安全性が維持されます。
  • パフォーマンス サーバーの処理能力を活用してスクリプトのパフォーマンスが向上します。
  • コラボレーション コラボレーション用の中央管理されたプラットフォームを使用することで、スケーラビリティが向上します。
  • 自動化 定期的にスクリプトを実行することで、継続的モニタリングが可能になります。
  • データ アクセス 運用時間外にも重要なデータセットへの信頼性の高い接続が維持されます。

サーバー コンポーネント

TomEE アプリケーション サーバー

TomEE は、データベース接続プーリング、トランザクション サポート、ロギング、アプリケーション管理、およびアプリケーション/インターフェイス認証を提供するエンタープライズ Java アプリケーション サーバーです。 AX Server、AX Web Client、AX Client、AX Server Configuration のすべてが TomEE アプリケーション サーバー内で実行します。

ACL GRC Analytics Exchange サーバー

AX Server は、ACL GRC Analytics Exchange プラットフォームの中核を成し、次のサービスを提供します。

  • AX リポジトリ アナリティクス、テーブル、ACL プロジェクト、データ ファイル、および Microsoft Word(.doc、.docx)、Excel(.xls、.xlsx)、.pdf、またはその他のメディア ファイルなど、関連する監査ドキュメントのストレージおよび取得
  • AX ユーザー管理 リポジトリ コンテンツに関するアカウント作成およびアクセス許可の管理を含む
  • スケジューラー Quartz スケジューラーは AX Server によって使用され、自動化および継続的な監査とモニタリングのためにアナリティクスをスケジュールし、実行する
  • Central Authentication Service (CAS) AX Server によって使用され、フォームベースまたは統合 Windows ユーザー認証から選ぶことが可能

データベース サーバー

データベース サーバーには、AX Server リポジトリ コンテンツおよびメタデータが搭載されています。 ACL .fil データ ファイルは、データベース外で格納され、可能なサイズをサポートし、AX Connector と AX Engine のファイルへの直接アクセスを許可します。 ACL GRC Analytics Exchange は 2 つのデータベース サーバーをサポートします。

  • PostgreSQL
  • Oracle

AX Web Client

AX Web Client は、組織のアナリティクス コンテンツが集中的かつ安全に管理、保管される、AX Swever にインストールされる Web ベースのアプリケーションです。

AX Web Client は、AX Server の監査コンテンツを確認および処理する必要のあるスタッフや管理職などの非技術的なスペシャリストであり、AX Client で利用可能な運営管理機能を必要としない方に向けて設計されています。

AX Server Configuration Web アプリケーション

AX Server Configuration Web アプリケーションは、AX Server のグローバル サーバー設定を構成します。 これらの設定の一部は、はじめて AX Serve をインストールしたときにセットアップ ウィザードによって構成されますが、システム構成が変わった際に、これらの設定を変更することもできます。

AX エンジン

AX Engine は、ACL Analytics と同じソース コードに基づいていますが、ユーザー インターフェイスはなく、ユーザーの介入を必要とせずにアナリティクスの実行を可能にします。 AX Engine は、AX Client を使用してスケジュール可能なコマンド、関数、およびスクリプトを実行しますが、ソース データはサーバー上に安全に残ります。

AX Connector

AX Connector は、aclse.exe 実行可能ファイルを使って、AXServer と AX Analytics クライアント インターフェイスの間の通信を有効にします。

AX データ テーブル、ACL プロジェクト、または AX Analytics が AX Server からエクスポートされる際、デフォルトの動作ではデータ ファイルはサーバー上に残ります。ただし、オフライン作業用のデータ ファイルのエクスポートはサポートされます。 AX Connector に接続する ACL Analytics の機能を使用して、AX Server は、リポジトリにあるデータ ファイルへのリモート アクセスを許可します。 機密性の高いデータ ファイルはサーバーに残ります。 組織または規制上のセキュリティ ポリシーを満たすためには、このシナリオは、監査または IT 部門にとって望ましいものであるかもしれません。

AX Engine Node(任意)

AX Engine Node は、アナリティクスの処理を専用とした 1 つまたは複数のサーバーにインストール可能な任意のアドオン コンポーネントです。 AX Engine Node により、AX Server からアナリティクスの処理を移動できます。また、ほとんど軽微な監査用途のある最も規模の小さい監査部門は、そのハードウェア アーキテクチャーの構成でこの分散型サーバーの展開を検討する必要があります。

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(C) ACL Services Ltd. All Rights Reserved. 2018年10月4日