統合 Windows 認証の構成

統合 Windows 認証を構成するには、Active Directory ドメイン コントローラー サーバー、AX Server、および各クライアント アプリケーションのエンド ユーザー用デスクトップ環境を設定します。 統合 Windows 認証は、AX Client ユーザーのシングルサインオン アクセス制御を有効にします。

メモ

統合 Windows 認証は、サーバーのオペレーティング システムで実行中の AX Client のインスタンスではサポートされていません。 クライアント オペレーティング システムから接続している必要があります。そうではない場合は、アプリケーションはデフォルトでフォームに基づく認証になります。

機能の仕組み

統合 Windows 認証は、Windows クライアントとサーバーのセキュリティ機能を使用します。 ユーザー名とパスワードをユーザーに要求します。クライアント コンピューターの現在の Windows ユーザー情報は暗号化交換によって Web ブラウザーによって提供されます。 次のプロトコルは認証を管理するために使用されます。

  • SPNEGO AX Client 接続
  • ACL Analytics への Kerberos サーバー プロファイル接続

認証交換が最初にユーザーを特定できない場合、Web ブラウザーは Windows ユーザー アカウントのユーザー名とパスワードをユーザーに要求します。

SPN アカウントの作成

新しい Windows サービス プリンシパル名(SPN)アカウントを Active Directory に作成し、AX Server 認証サービスを Active Directory アカウントにマッピングします。

認証サービスの SPN アカウントへのマッピング

ktpass コマンドを使用して、AX Server 認証サービスを Active Directory SPN アカウントにマッピングします。

AX Connector サービスの SPN を登録します。

setspn コマンドを使用して、AX Connector サービスの SPN を登録します。

SPN アカウント マッピングのテスト

任意で、キータブ ファイルを AX Server インスタンスにコピーし、kinit コマンドを使って SPN アカウントのマッピングをテストします。

Internet Explorer からの統合 Windows 認証の有効化

エンドユーザーのデスクトップ環境ごとに、Internet Explorer から統合 Windows 認証を有効化します。 ユーザーはクライアント オペレーティング システムから接続している必要があります。統合 Windows 認証は、サーバーのオペレーティング システムで実行中の AX Client のインスタンスではサポートされていません。