直接アクセスのための Oracle の構成
Analytics サーバー プロファイル経由で Oracle のテーブルへの直接接続を有効にするには、接続をサポートするための Oracle インスタンス、AX Server または AX Engine Node、および Analytics を構成する必要があります。
データベース サーバー
Oracle 管理者は次のことを行う必要があります。
- [リスナー]および[ローカル ネット サービス名]を設定することにより、HTTP を使ってデータベースにネットワーク アクセスするよう構成します。
- 適切なユーザーまたはロールに、データベースにアクセスするための CREATE SESSION 権限を付与します。
- 適切なユーザーまたはロールに、データベースにアクセスするための CREATE SESSION 権限を付与します。
- 適切なユーザーまたはロールに、アクセスが許可されているテーブルに対する SELECT 権限を付与します。
AX Server または AX Engine Node
AX コネクター を使って Oracle データベース テーブルにアクセスする Analytics Exchange サーバーごとに、以下の構成手順を実行する必要があります。
- Oracle Instant Client をインストールし、構成する
- Oracle データベースに接続するために必要な設定を使って tnsnames.ora ファイルを作成するか、または Oracle データベース サーバーから tnsnames.ora ファイルをコピーし、必要に応じて構成設定を調整します。
ファイルは、Oracle Instant Client がインストールされているフォルダーに保存することができます。デフォルトの場所は C:\instantclient_12_1 です。
- tnsnames.ora、listerner.ora、sqlnet.ora ファイルが置かれているパスを指定するよう、TNS_ADMIN という環境変数を構成します。
- tnsnames.ora ファイルが置かれているフォルダーに必要な権限が設定されていることを確認します。
Analytics
エンド ユーザーまたは Analytics Exchange 管理者は次のことを行う必要があります。
- AX Server に接続するための正しい情報でサーバー プロファイルを構成する
- データベース プロファイルを設定する
サーバー プロファイル
AX Client がインストールされると、Analytics Exchange と呼ばれるサーバー プロファイルが作成され、AX Server に接続するために構成されます。AX Client がインストールされていない場合は、サーバー プロファイルを手動で作成する必要があります。
メモ
サーバー プロファイルはバージョン 4.0 では AuditExchange と呼ばれます。
データベースのプロファイル情報
- サーバー プロファイル AX Server に接続するために使用されるサーバー プロファイル
- 種類 Oracle
- ユーザー ID データベースへの接続に使用されるユーザー アカウント
- パスワード データベースへの接続に使用されるパスワード。プロファイルへのパスワードの保存を避け、接続するたびにパスワードを入力するには、これを空白にします
- サービス名 接続するデータベース サービスのネット サービス名。名前は、AXServer の tnsnames.ora ファイルで定義されます。