AX Server のアップグレード
アップグレード インストーラーを使用して、5.0.0 より後のバージョンの Analytics Exchange から直接バージョン 14.1 にアップグレードできます。
メモ
5.0.0 以前のバージョンからアップグレードする場合は、追加の手順が必要となるため、サポートにお問い合わせください。
アップグレードを行う前にインストールをバックアップ
前のインストールを復元する必要が生じた場合に備えて、アップグレード処理を開始する前に既存のインストールをバックアップしておきます。手順は次のとおりです。
AX Server Windows サービスを停止する
- サービスが実行中のサーバーで、[管理ツール]ダイアログ ボックスから[サービス]ウィンドウを開きます。
- サービスの一覧にあるサービスを右クリックし、停止]を選択します。
メモー
システムを停止するか、複数のサービスを停止する場合は、次の順序でサービスを停止する必要があります。
- Analytics Exchange Connector
- ACL Analytics Exchange Service
- Analytics Exchange Database(PostgreSQL インストールのみ)
Analytics Exchange データベースをバックアップする
特定のデータベース インスタンスのバックアップについては、次のいずれかを参照してください。
アプリケーション ファイルおよびサブフォルダーのバックアップ
AX Server がインストールされているサーバーに次のサブフォルダーのコンテンツをバックアップします。
- App\TomCat\conf
- Data\repository\datafiles (デフォルト ロケーション)
datafiles サブフォルダーがデフォルト ロケーションを使用しないか、または AX Server がインストールされているサーバーに存在しない場合には、aclAuditExchange.xml ファイルの dataFilePath プロパティにこのロケーションを設定します。
AX Server Windows サービスの再起動
- サービスが実行中のサーバーで、[管理ツール]ダイアログ ボックスから[サービス]ウィンドウを開きます。
- サービスの一覧にあるサービスを右クリックし、[開始]を選択します。
メモ
システムを再起動するか、複数のサービスを開始する場合は、次の順序でサービスを開始する必要があります。
- Analytics Exchange Database(PostgreSQL インストールのみ)
- ACL Analytics Exchange Service
- Analytics Exchange Connector
関連する .prf ファイルを参照するすべてのアナリティクス スクリプトの更新
お使いのアナリティクスのスクリプトでグローバル初期設定ファイルに優先する .prf 初期設定ファイルを参照するために //FILE タグを使用する場合は、アップグレードするときの最新のソフトウェアバージョンに搭載されているバージョンの .prf ファイルへの参照を更新する必要があります。そのタグを使用しない場合は、グローバル初期設定ファイルが参照中の .prf ファイルの旧バージョンの代わりに使用されます。
ファイル名には、aclwin12.prf のようにソフトウェア バージョン番号が含まれます。
AX Server のアップグレード
特定の構成のアップグレードについては、次のいずれかを参照してください。
構成ファイルの設定値の確認
組織が App\TomCat\conf 内の AX Server 構成ファイルを以前に変更している場合は、それらの変更点を手動で復元する必要があります。お客様が構成ファイルを変更していた場合には、AX Server をアップグレードすると、それらの変更点が失われるためです。
バックアップしたファイルのバージョンと、アップグレードしたバージョンを比較してください。この場合、ファイル比較ツールを使用すると便利です。構成ファイルの変更点を必要に応じて復元します。
App\TomCat\conf にある構成ファイルの一覧については、AX Server 構成ファイルを参照してください。
注意
アップグレードされたファイルにおける変更点を個別に復元します。アップグレードしたバージョンの構成ファイルを、バックアップしておいた古いバージョンのファイルで上書きしないでください。
アップグレードされた構成ファイルに含まれる構成設定を復元する方法がわからない場合は、サポートにお問い合わせください。
Analytics Exchange 用 ACL コネクターのお客様
Analytics Exchange 用 ACL コネクターを使ってサードパーティ製レポート作成ツールを ODBC 経由でアナリティクスの結果にアクセスさせるには、AX Server をアップグレードした後でサーバー コンポーネントをアップグレードすることをお勧めします。
- インストーラーをダウンロードします。
- インストール パッケージを実行します。
- 画面の説明に従います。
インストーラーの実行の詳細については、Analytics Exchange サーバー コンポーネント用 ACL コネクターをインストールするを参照してください。
AX Exception ユーザー
AX Exception が AX Server と同じサーバーにインストールされている場合は、次を実行する必要があります。
- AX Exception をバックアップする。
- AX Server をアップグレードする前に、AX Exception をアンインストールする。
- AX Server をアップグレードした後で、別の物理マシンに AX Exception をインストールする。
メモ
Analytics Exchange と一緒に AX Engine Node を使用するには、別の物理サーバー上に AX Exception をインストールする必要があります。Analytics Exchange と AX Exception は、異なるバージョンの Java と Apache TomEE を使用しています。同じマシンで実行することはできません。AX Exception のインストールの詳細については、AX Exception ヘルプ ドキュメントを参照してください。