スクリプトの作成および編集

AX Client スクリプト エディターを使用すると、AX Client でアナリティクスやスクリプトを作成、編集、表示、名前変更、削除することができます。スクリプト エディターにはテキストに対して設定可能な書式および文字列補完機能が搭載されているため、スクリプトやアナリティクスを作成、編集、およびトラブルシューティングする際に便利です。

Script Editor の用途

スクリプト エディターは、既存のアナリティクスの動作を微調整できるようにすることを目的としています。Analytics にエクスポートして AX Server に再インポートする必要がなくなります。微調整レベルを超えるアナリティクス開発作業でさえも Analytics では行いやすくなりました。

Script Editor の構成

  1. スクリプト エディター の初期設定を表示するには、メニューから [ツール > オプション]、[スクリプト エディター] の順に選択します。
  2. 次の設定を編集し、[OK]をクリックします。
    • 別の強調表示色を指定するには、[対応するかっこの強調表示色]の右側にある色ボタンをクリックします。
    • 構文の強調表示色を変更するには、[構文の強調表示色]で構文の要素を選択し、フォントの色(および必要な場合は書式)を変更します。

変更のプレビューが [プレビュー] 領域に表示され、[適用] をクリックすれば変更が新しいスクリプト内に表示されるのでレビューできます。デフォルトの設定に戻すには、[デフォルト値に戻す]、[OK] の順にクリックします。

スクリプトの作成

  1. スクリプト エディター を開くには、Server Explorer 内で、スクリプトを作成したいアナリティクスまたは分析アプリを選択し、メニューから [ファイル > スクリプトの編集] を選択します。
  2. メニューから [ファイル > 新規 > スクリプト] を選択し、次いで、Project Explorer 内で新しいスクリプトを右クリックしてその名前を変更します。

    スクリプト名ではスペースや特殊文字は無効で、アンダースコア文字、'_' に置き換えられます。

  3. スクリプト名をダブルクリックすると、それがスクリプト タブ内に表示されます。

    スクリプト タブ内でスクリプトを作成することも、または別のソースから ACLScript をコピーして Editor に貼り付けることもできます。

  4. スクリプトを保存して スクリプト エディターを閉じるには、[すべてを保存 ] をクリックして、メニューから [ファイル > 終了] を選択します。

スクリプトまたはアナリティクスの編集

  1. スクリプト エディターを開くには、Server Explorer 内で、編集したいアナリティクスまたはスクリプトが含まれるアナリティクスまたはスクリプトを選択して、メニューから [ファイル > スクリプトの編集] を選択します。
  2. Project Explorer 内でアナリティクスまたはスクリプトをダブルクリックすると、それがスクリプト タブ内に表示されます。

    スクリプト タブ内でスクリプトを編集することも、または別のソースから ACLScript をコピーして Editor に貼り付けることもできます。

  3. 作業を保存して スクリプト エディターを閉じるには、[すべてを保存 ] をクリックして、メニューから [ファイル > 終了] を選択します。

スクリプトまたはアナリティクスの名前変更

  1. スクリプト エディターを開くには、Server Explorer 内で、名前を変更したいアナリティクスまたはスクリプトが含まれるアナリティクスまたはスクリプトを選択して、メニューから [ファイル > スクリプトの編集] を選択します。
  2. Project Explorer でアナリティクスまたはスクリプトを選択し、メニューから [ファイル > 名前の変更] を選択し、スクリプトまたはアナリティクスの名前を変更して Enter キーを押します。

    スクリプト名ではスペースや特殊文字は無効で、アンダースコア文字、'_' に置き換えられます。

  3. 省略可能。アナリティクス名を変更するには、以下を実行します。
    1. アナリティクスのスクリプト名だけを変更し、既存のアナリティクスを置き換えたり、入力値やスケジュールを削除したりしたくない場合は、[すべてを保存] をクリックします。

      [すべてを保存] をクリックする前にアナリティクスのスクリプト名とアナリティクス名を両方とも変更すると、既存のアナリティクスは名前が変更されたアナリティクスに置き換えられ、既存の入力値およびスケジュールが削除されます。既存のアナリティクスを置き換える場合は、このときに[すべてを保存]をクリックしないでください。詳細については、アナリティクスの名前を変更する場合のオプションを参照してください。

    2. Project Explorer 内でそのアナリティクスをダブルクリックして開きます。
    3. ANALYTIC タグ、「//ANALYTIC 新しい名前」にある名前を変更します。

      注意

      Windows のファイル名の中で使用できない文字 (< > : " / \ | ? *) はアナリティクス名の中で使用しないでください。使用すると、エラーが発生し、アナリティクスの結果をエクスポートできなくなります。

  4. 作業を保存して スクリプト エディターを閉じるには、[すべてを保存 ] をクリックして、メニューから [ファイル > 終了] を選択します。

スクリプトまたはアナリティクスの削除

Server Explorer で直接アナリティクスを削除する手順については、アナリティクスまたは分析アプリの削除を参照してください。

注意

スクリプトを削除する場合は、慎重に行ってください。スクリプトに依存関係が存在する場合は、そのスクリプトが参照されているすべての場所に対して削除がもたらす影響を考慮せずにそのスクリプトを削除すると、他のスクリプトやアナリティクスが失敗する可能性があります。

  1. スクリプト エディターを開くには、Server Explorer 内で、削除したいアナリティクスまたはスクリプトが含まれるアナリティクスまたは分析アプリを選択して、メニューから [ファイル > スクリプトの編集] を選択します。
  2. Project Explorer 内でアナリティクスまたはスクリプトを選択し、メニューから [ファイル > 削除] を選択します。

    Project Explorer に表示されるアナリティクス名はアナリティクスのスクリプト名です。これは、Server Explorer や、アナリティクスのスクリプト自体の先頭にあるアナリティクス ヘッダーに現れるアナリティクス名とは異なる場合があります。

  3. 作業を保存して スクリプト エディターを閉じるには、[すべてを保存 ] をクリックして、メニューから [ファイル > 終了] を選択します。

スクリプト内のテキストの検索

スクリプト エディターでの作業中に、メニューから次のいずれかを選択し、検索文字列の入力を開始します。

  • 編集 > 次をインクリメンタル検索
  • 編集 > 前をインクリメンタル検索

一致した文字列が、スクリプト内で強調表示されるとともに、ステータス行にも表示されます。

Analytics Exchange 14.1 Client ヘルプ