AX Exception サーバーの要件
最大の AX Exception のパフォーマンスを確保するために、お使いのハードウェアとソフトウェアが最小要件を満たすようにしてください。満足のゆく実稼働環境のパフォーマンスでは、最小の仕様よりも多くのリソースを必要とする場合があります。
メモ
Analytics Exchange と一緒に AX Engine Node を使用するには、別の物理サーバー上に AX Exception をインストールする必要があります。Analytics Exchange と AX Exception は、異なるバージョンの Java と Apache TomEE を使用しています。同じマシンで実行することはできません。AX Exception のインストールの詳細については、AX Exception ヘルプ ドキュメントを参照してください。
ハードウェア要件
運用システムのプロセッサ、メモリ、およびハード ディスク要件は、以下の要素に依存します。
- 同時使用ユーザー数およびそれらのユーザーのプロファイル使用状況
- システム内のエンティティ数と処理された例外数
- 要求する応答時間
| コンポーネント | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
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メモリ(RAM) |
4 ギガバイト(GB) | 8 GB 以上 |
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ハード ディスク |
1.5 ギガバイト(GB) これは、必須コンポーネントおよび AX Exception のダウンロード、展開、およびインストールに必要なディスク領域の概算値です。 |
5 GB 以上 データベース ファイルを格納するには、追加のディスク領域が必要です。詳細については、「データベース サーバーの要件」セクションを参照してください。 運用で用いるときには、高速のディスク アクセスを使用することをお勧めします。 |
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その他 |
別の物理マシンにインストールされる AX Server インスタンスとのネットワークの接続。 | |
ソフトウェア要件
次の表では、AX Exception をインストールする前に、サーバーにインストールする必要があるソフトウェア必須コンポーネントの一覧を示します。
| ソフトウェア要件 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
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オペレーティング システムは、次のうちの 1 つでなくてはなりません。
メモ AX Exception をインストールする前に、重要な Windows 更新プログラムをすべて適用しておいてください。"サーバー コア"(GUI なし)オプションを使用した Windows Server 2012 の実行はサポートされていません。 |
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition(64 ビット) |
Windows Server 2012 R2 |
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Web ブラウザーは次のうちの 1 つでなくてはなりません。
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Internet Explorer バージョン 9 メモ Internet Explorer バージョン 9 は、AX Server の一部のコンポーネントにおいて、制限された機能しか提供しません。 |
Chrome の最新バージョン |
追加情報
必要なソフトウェアが検出されない場合は、AX Exception セットアップ ウィザードにより、以下の必須コンポーネントが自動的にインストールされます。
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Oracle Java SE Development Kit(JDK 7u79)
次の必須コンポーネントが必要ですが、Windows サーバーのデフォルトのインストールには付属しています。
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Microsoft XML Core Services(MSXML)6.0
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Microsoft Data Access Components(MDAC)2.8
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Microsoft Jet 4.0
AX Exception で電子メールのエスカレーション機能を使用するには、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)をサポートするメール サーバーにアクセスできる必要があります。SMTP は、Microsoft Exchange をはじめとする大部分のメール サーバーでサポートされている、広範に導入されている規格です。SMTP 規格を拡張した規格はサポートされません。
データベース サーバーの要件
次のテーブルに、AX Exception データベースをホストするデータベース サーバーの要件に関する情報を示します。
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ソフトウェア要件 |
最小 |
推奨 |
|---|---|---|
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追加情報
- Microsoft SQL Server または Oracle のインストール先となるサーバーは、データベース ベンダーが指定したハードウェア要件を満たしている必要があります。
- AX Exception と AX Server でサポートされる構成は、どちらのアプリケーションもデータベース プラットフォームとして Oracle を使用するか、または、AX Server は PostgreSQL を使用し、AX Exception は Microsoft SQL Server を使用する構成です。
- データベースのストレージ要件は、公開されている継続的監査テストの数および種類、トランザクションの量、およびデータ スキーマによって左右されます。最小の実装では年間 10 GB まで必要になるのに対し、最大の実装では年間 100 GB まで必要になります。ほとんどの継続的監査では、例外データの量は通常 10 ~ 100 レコードの範囲となります。