コレクションおよびフォルダーへのアクセス許可の割り当て
AX Server では、作業ディレクトリおよびライブラリの中の個々のコレクションおよびフォルダーへのアクセス許可を提供することで、ユーザーのアクセス許可を制御するとともに、社内および規制のセキュリティ要件を満たせるように支援します。
アクセス許可タイプ
アクセス許可では、コレクションまたはフォルダーへの以下のアクセスの種類をどのユーザーに許可するかを制御します。
- 読み取り専用 コレクションまたはフォルダーのコンテンツを表示、オープン、コピー、またはエクスポートできますが、コレクションやフォルダーはまったく変更できません。
- 完全なアクセス許可 コレクションやフォルダーを表示したり、Analytics Exchange Client アプリケーションがサポートするなんらかの形で変更したりすることができます。
- アクセス権なし コレクションやフォルダーは Server Explorer および AX Web Client ホーム ページに表示されません。
継承されるアクセス許可
デフォルトでは、フォルダーには親コレクションに割り当てられているアクセス許可が継承されます。継承されたこれらのアクセス許可を無効にし、より詳細なアクセス制御のためにフォルダーレベルの特定のアクセス許可を割り当てることができます。
ライブラリおよび作業ディレクトリへのアクセス許可
ライブラリ
AX Server 管理者ロールを持つユーザのみが、ライブラリ内にコレクションを作成することができます。管理ユーザーはコレクションの作成後、任意の AX Client ユーザーに読み取り専用アクセス許可または完全なアクセス許可を割り当てることができます。
コレクションまたはフォルダーをライブラリにコピーした場合は、管理者以外のユーザーに割り当てられているすべての完全なアクセス許可は取り消され、次の条件がすべて真でない限り 読み取り専用アクセス許可が付与されます。
- コピーする項目がフォルダーである
- 管理者以外のユーザーに、ライブラリ内の親コレクションへの完全なアクセス許可が割り当てられている
- フォルダーで [コレクションのアクセス許可を継承する] 設定が有効化されている
作業ディレクトリ
すべてのユーザーは、作業ディレクトリ内にコレクションを作成して、そのコレクションへのアクセス許可を他のユーザーに割り当てることができます。
ユーザー ロールとアプリケーションへのアクセス許可
コレクションおよびフォルダーへのアクセス許可は、AX Server 内で割り当てられているユーザー ロールと連動することで、各ユーザーがアクセスおよび変更できる項目を設定します。
リンク項目へのアクセス許可
リンク項目の操作に必要なアクセス許可は、AX Server において 2 つの方法で設定できます。
- 構成および管理のオーバーヘッドが少ないデフォルト設定であるリンク項目のみに必要なアクセス許可
- リンク項目およびマスター項目に必要なアクセス許可は、リンク項目をさらに制御できるようにするとともに、1 箇所でアクセス許可を有効化および無効化できるようにします。
詳細については、リンク項目へのアクセス許可を参照してください。