テーブルの構造
テーブルは、データを記述するテーブル レイアウトと、そのデータが実際に格納されている、元となるソース データ ファイルという、2 つの部分から構成されます。
テーブル レイアウト
テーブルでは、次のメタデータを使って、関連するソース データ ファイル内の未処理データについて、構造化された解釈が作成されます。
- フィールド名
- フィールド長
- フィールドのデータ型
- フィールドの位置
ソース データ ファイル
テーブルの生データは、次のいずれかの場所にあるソース ファイルに保管されています。
- テーブルとともにインポートされたソース データ ファイルは AX Server に格納されますが、Server Explorer には表示されません。
- ース データ ファイルがテーブルとともにインポートされていない場合、Analytics 内にテーブル レイアウトを作成するためのデータ ファイルは、ローカルのファイル システムに残っており、AX Server のテーブルには関連付けられません。
ヒント
AX Server へのデータ フィードを管理することを計画している場合には、テーブル レイアウトをそれに関連するソース ファイルなしでインポートします。このシナリオでは、データ フィードにより既知のタイプおよび構造のファイルが転送されるため、アナリティクス スクリプト内でテーブルをそのデータ フィードのファイルに関連付けることができます。
生データとテーブルを分離する利点
AX Server では、テーブルは次の理由によりソース データ ファイルとは異なります。
- パフォーマンス ソース データが独立したフラット ファイルとして保存されることで、数百万レコードから成るテーブルを数秒で分析できるようになるため、スクリプトとアナリティクスのパフォーマンスが向上します。
- 柔軟性 データ担当者とスクリプト作成者は、単一のソース データ ファイルを使用して複数のテーブルおよびビューを作成することにより、さまざまな監査テストをサポートできています。
- 効率 サーバー上で大きなデータ ファイルを保持しながら、そのファイルに関連する Analytics 内のテーブル レイアウトをローカルのデスクトップ コンピューターに置いておくことで、大きなファイルのダウンロードによるオーバーヘッドおよび非実用性が生じないようにすることができます。