ツリーマップ グラフ

ツリーマップには、ネストされた長方形のセットとして階層状のツリー構造のデータが表示されます。各グループには長方形が割り当てられます。これは、サブグループを表す小さい長方形とともにタイル表示されます。データの個別の数値次元を示すために、サイズと色が使用されます。

この機能を使う状況

階層構造の大量のデータを処理するときには、ツリーマップを使用します。色とサイズに相関関係があるときには、表示が難しいパターンを特定するうえで、ツリーマップが役立ちます。

また、ツリーマップは、単一の画面で大量の情報を見やすく表示する際に効果的です。特定のカテゴリをドリルダウンすると、詳細を見ることができます。

メモ

ツリーマップは、現在、最大で 2 レベルのグループ化をサポートします。

自動車メーカーとモデル

自動車の棚卸資産を含むテーブルがあります。各メーカーの車種のカウントを視覚化し、棚卸資産の概要を取得します。

このデータを視覚化するには、ツリーマップを使用します。

  • メーカー、車種の順にデータをグループ化する
  • サイズの基準を車両カウントに設定する

結果に基づいて、棚卸資産がメーカーと車種で分散されている方法を確認できます。

州および都市別の取引合計

米国の複数の州と都市における取引を含むテーブルがあります。分析の一部として、州別、さらに各州の都市別に、合計取引金額を視覚化します。

このデータを視覚化するには、ツリーマップを使用します。

  • 州、都市の順にデータをグループ化する
  • サイズの基準を取引の合計に設定する

結果に基づき、これらのグループ内の集計取引金額のパターンが出現するのを確認できます。

州および都市別の取引数と合計

米国の複数の州と都市における取引を含むテーブルがあります。分析の一部として、州別、さらに各州の都市別に、取引数合計取引金額を視覚化します。

このデータを視覚化するには、ツリーマップを使用します。州、都市の順にデータをグループ化します。次の追加設定も使用します。

  • サイズの基準 カウント
  • 色付けの基準 取引の合計

結果に基づき、異なる都市と州の組み合わせで取引がどのように分散しているのかを判断し、これらのグループ内の集計取引金額のパターンが出現するのを確認できます。

データ構成の設定

構成 ]パネルで[データ]をクリックし、次の設定を構成します。

設定 サポートされているデータ型 説明

X 軸

  • 文字
  • 数値
  • 日付時刻

グラフの横軸の目盛の基礎データとして使用するフィールド。フィールドの一意の値それぞれに対して 1 つの棒が作成されます。また、[色付けの基準]フィールドで指定した場合は、組み合わせた一意の値それぞれに対して 1 つの棒が作成されます。

グループ
  • 文字
  • 数値
  • 日付時刻

カテゴリとして使用するフィールド。選択する 2 番目のグループは、最初のグループ内にネストされます。グループは長方形として表示されます。

最大 2 つのグループを選択できます。

Y 軸

数値

グラフの縦軸で表される集約値。X 軸フィールドのカウント、またはテーブルの異なる数値列の複数の集約値の 1 つを選択することができます。

  • 平均
  • 合計
  • 最小値
  • 最大値

ヒント

X 軸のデータの分布を表示するヒストグラムを作成する[カウント]オプションを使用します。

ヒント

数値データの小数と四捨五入を制御するには、テーブル ビューにおいてその数値フィールドの書式を変更します。これを行う方法の詳細については、データの書式設定オプションを参照してください。

Y 軸

直線

数値

グラフの縦軸で表される集約値。X 軸フィールドのカウント、またはテーブルの異なる数値列の複数の集約値の 1 つを選択することができます。

  • 平均
  • 合計
  • 最小値
  • 最大値

縦軸の目盛のデータ ポイントの位置は、各線の高さを決定します。データ ポイントが見つからない場合は、線の高さが補間されるか、または線の高さのギャップが調整されます。

ヒント

数値データの小数と四捨五入を制御するには、テーブル ビューにおいてその数値フィールドの書式を変更します。これを行う方法の詳細については、データの書式設定オプションを参照してください。

書式オプション

数値

このフィールドのオプションを選択すると、小数点や端数処理などの書式設定をグラフの Y 軸値に適用します。これを行う方法の詳細については、データの書式設定オプションを参照してください。

書式オプションは、平均集計オプションでのみ使用できます。他のすべての集計オプションでは、テーブル ビューで設定された書式オプションが適用されます。

サイズの基準 数値

各グループのサイズを決定する集約値。レコードのカウント、またはテーブルの数値列の複数の集約値の 1 つを選択することができます。

  • 平均
  • 合計
  • 最小値
  • 最大値

ヒント

数値データの小数と四捨五入を制御するには、テーブル ビューにおいてその数値フィールドの書式を変更します。これを行う方法の詳細については、データの書式設定オプションを参照してください。

色付けの基準

省略可能

数値

各グループの色濃度または縮尺を決定する集約値。レコードのカウント、またはテーブルの数値列の複数の集約値の 1 つを選択することができます。

  • 平均
  • 合計
  • 最小値
  • 最大値

ヒント

数値データの小数と四捨五入を制御するには、テーブル ビューにおいてその数値フィールドの書式を変更します。これを行う方法の詳細については、データの書式設定オプションを参照してください。

色付けの基準

省略可能

文字

グラフの 3 番目のデータ次元で表されるフィールド。3 番目のデータ次元を追加すると、X 軸カテゴリをさらに分割できます。[色付けの基準]フィールドはブレーク フィールドと見なすことができます。

グラフ表示の設定

構成 ]パネルで[表示]をクリックし、次の設定を構成します。

設定 説明
オプション
凡例を表示する グラフの最上部の凡例を表示または非表示にします。
角丸 曲線グラフを作成するには、データ ポイント間の遷移を円滑にします。
グループ ラベル
最初のグループを表示 最初のグループの値のラベルを含めます。
2 番目のグループを表示 2 番目のグループの値のラベルを含めます。
列の型

3 次元のグラフを表示する方法(色付けの基準):

  • グループ化 各カテゴリにおける各セグメントの値を比較するために使用します
  • 積み上げ カテゴリ全体の合計における各セグメントの値を比較するとともに、カテゴリの合計同士を比較するために使用します
  • 100% 積み上げ 各カテゴリの合計に対する各セグメントの割合を比較するとともに、カテゴリの合計同士を比較するために使用します
Y 軸(左)
デュアル Y 軸を表示する Y 軸 (右) を表示または非表示にします。
Y 軸(右)
ラベルを表示する 右 Y 軸のラベルを表示または非表示にします。
最小 右 Y 軸に使用する最小値。デフォルトでは、グラフは右 Y 軸のデータ最小値を使用して、最小値を決定します。
最大値 右 Y 軸に使用する最大値。デフォルトでは、グラフは右 Y 軸のデータ最大値を使用して、最小値を決定します。
その他の設定

色の割当先:

  • 色付けの基準選択がない場合は、各最上位グループ
  • 色付けの基準選択がある場合は色の範囲

    範囲の開始、中央、終了値を選択します。目盛りの各場所に対して、色と数値境界を指定できます。

    段階的な色を使用して、固定目盛ではなく、色付けの基準フィールドの個別のバケットを表示します。手順には 2 ~ 20 を指定できます。