acl.conf

AX Connector サービスの設定を保管します。

ファイルの設定

プロパティ 説明

WORK SPACE ALLOC

AX Connector サービスが、データ ソース(データベース、ディスク ファイルのどちらも含む)から読み取るためのバッファーとして割り当てるメモリの量。有効な範囲は 32760 バイトから 2000000 バイト(2 MB)で、デフォルト値は 1000000 バイト(1 MB)です。指定した値は各セッションに割り当てられます。セッションは、サーバーに接続する Analytics ユーザーごとに作成されるほか、 aclse コマンド ライン ツールを使ってサーバー上で実行されるレガシーのオフライン スクリプトごとに作成されます。

ACL SERIAL NUMBER

AX Connector がライセンスを付与されるシリアル番号。インストールされたデフォルトの値を変更しないでください。

EXPIRY

ハッシュ形式の有効期限。このサービスは Analytics Exchange のコンポーネントとして実行中であるため、有効期限はありません。

CONCURRENT USERS

同時にサービスにアクセスできるユーザーの最大数。この行には、ユーザー数が正しいことを保証するためのハッシュ コードが含まれています。

SORT MEMORY

Analytics データの並べ替えに利用可能な最大物理メモリ(RAM)。適切な値は、サーバーの処理要件と利用可能な合計メモリによって異なります。

有効な範囲は、2000000 バイトから 100000000 バイト(2 MB から 100 MB)です。SORT MEMORY エントリがない、または値が有効範囲外である場合は、デフォルト値の 5000000(5 MB)が使用され、サーバー ログに警告メッセージが記録されます。

SORT MEMORY(ソート処理に割り当てられるメモリ)の値は、テーブルのソートを伴う複数のセッションがサーバーでアクティブになっているときにサーバーで使用できる物理メモリの量を超えるおそれがないレベルに設定する必要があります。サーバーで使用可能な物理メモリ量を超えると、サーバー上で実行されているすべてのプロセスの速度が大幅に低下します。

DISABLE_ORACLE_EXT_AUTH

このプロパティはデフォルトでは含まれていませんが、6 行目に含めると、Oracle データベースに接続するときに Oracle の外部認証の使用を回避することができます。Oracle の外部認証とは、ユーザー アカウントは Oracle で管理するが、認証はオペレーティング システムなど他のサービスによって管理されるという仕組みです。

次に、正しい形式の acl.conf ファイルの例を示します。

1000000                                         /*WORK SPACE ALLOC
XYZ1234567891                                   /*ACL SERIAL NUMBER
123456789012                                    /*EXPIRY 01 01 01
0 USERS                      12345678           /*CONCURRENT USERS
5000000                                         /*SORT MEMORY

ファイルを編集する場合は、空白行が入っていないか、また、行の順序が元のとおりであるかを確認してください。