Analytics Exchange サーバー コンポーネント用 ACL コネクターをインストールする
Analytics Exchange クライアント用 ACL コネクターと AX Server 間の ODBC 接続を管理するために、このオプションのサーバー コンポーネントをインストールします。サーバー コンポーネントを構成し、SSL 暗号化をサポートし、通信で使用するポートをカスタマイズします。
機能の仕組み
Analytics Exchange 用 ACL コネクターはOpen Database Connectivity(ODBC)を使用して、AX Server でアナリティクスの結果データに接続します。
クライアント コンピューターからの接続が開始されると、サーバー コンポーネントは要求を許可し、AX Server から要求されたデータを取得します。その後に、要求されたデータを含む応答が、要求を生成したクライアントに送信されます。
はじめに
Analytics Exchange サーバー コンポーネント用 ACL コネクターをインストールする前に、AX Server をインストールし、実行中であることを確認する必要があります。詳細については、AX Server のインストールを参照してください。
また、SSL 暗号化接続をサポートするかどうかを決定する必要があります。クライアント コンピューターとサーバー コンポーネント間の接続を暗号化する場合は、このインストールを完了する前に、AX Server で必要なセキュリティ証明書ファイルを生成してインストールする必要があります。SSL 暗号化をサポートするには、インストーラーを実行するときに、サーバー鍵ファイル(*.pem、*.crt、または *.cert)およびサーバー証明書ファイル(*.pem、*.crt、または *.cert)が必要です。
詳細については、Analytics Exchange 用 ACL コネクターのセキュリティ証明書のインストールを参照してください。
インストーラーのダウンロード
メモ
インストーラーのダウンロード ページでは、最新バージョンの Analytics Exchange が提供されています。以前のバージョンのインストーラーを必要とする場合は、サポートにお問い合わせいただき、同バージョンのインストーラーのコピーを入手してください。
- Launchpad(www.highbond.com)にサインインします。
組織のシステム管理者は、既に notifications@highbond.com からサインイン情報を受け取っています。Launchpad アカウントにサインインできない場合は、御社のシステム管理者または弊社のサポートにサポートをご依頼ください。
- [リソース]の下にある[ダウンロード]をクリックします。
- トップ メニューにある[Analytics Exchange]をクリックします。
- [ダウンロードするソフトウェア パッケージを選択してください]と名付けられたリストから、ダウンロードしたいインストーラーを選択します。
メモ
すべてのインストールされたアプリケーションは同じエディションを使用する必要があるため、適切なエディション(Unicode または非 Unicode)をダウンロードするようにしてください。
- [ダウンロード<バージョン番号>]をクリックし、アプリケーションのインストールを予定しているコンピューター上にそのインストーラーを保存します。
サーバー コンポーネントのインストール
- インストール パッケージをダブルクリックし、[ようこそ]ページで[インストール]をクリックします。
- [サーバー セットアップ]ページで、[次へ]をクリックしてから、ライセンス契約を承諾し、[次へ]をクリックします。
- [インストール先フォルダー]ページで、サービスがインストールされるフォルダーを指定し、[次へ]をクリックします。
- [ポート]フィールドに、サーバー コンポーネントがリスニングするポートを入力するか、デフォルト設定を使用します。
- [SSL タイプ]リストから、サーバー コンポーネントでサポートする必要がある暗号化レベルを選択します
- 無効 接続は暗号化されません
- 有効 サーバー コンポーネントは暗号化および非暗号化通信の両方をサポートし、クライアント コンピューターが接続を構成するときに SSL を使用するかどうかを決定します
- 必須 クライアント コンピューターはすべての接続で SSL 通信を使用する必要があります
- "任意" または "必須" の SSL タイプを使用する場合は、次の手順を行います。
- [サーバー鍵ファイル]フィールドで、[参照]をクリックし、AX Server コンピューターにインストールしたサーバー鍵ファイルを選択します。
- [サーバー証明書ファイル]フィールドで、[参照]をクリックし、AX Server コンピューターにインストールしたサーバー証明書ファイルを選択します。
- インストールを完了するには、[インストール]をクリックします。インストーラーの実行が終了したら、[完了]をクリックします。
サービスが実行されていることを確認する
- AX Server コンピューターで[管理ツール] > [サービス]に移動します。
- [サービス]ウィンドウの[状態]列で、Analytics Exchange サーバー用 ACL コネクター サービスが実行中であることを確認します。
メモ
この個別のサービスの名前は Analytics Exchange Connector です。このサービスは ODBC コネクターに関連してなく、インストールしたサービスではありません。
サービスが開始していない場合は、サービスを右クリックし、[開始]を選択します。それでもサービスが開始されない場合は、ログ ファイルを調べて、問題の原因を特定するか、またはサポートにお問い合わせください。
サービスが実行中であることを確認したら、クライアント コンピューターで Analytics Exchange 用 ACL コネクターをインストールできます。詳細については、Analytics Exchange 用 ACL コネクター ODBC ドライバーのインストールを参照してください。
追加の構成
サポートする SSL プロトコルの制限
Analytics Exchange サーバー コンポーネント用 ACL コネクターのデフォルトでは、AX Server と通信するのに次のバージョンの Transport Layer Security(TLS)のみが使用できます。
- TLSv1.2
AX Server マシンの ACL\App\axodbc にある axdsiiconfig.xml ファイルを使って、サポートするプロトコルを制限したり変更したりすることができます。
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