監査コンテンツの階層化
AX Server には、データを保存するための 2 つのリポジトリ、ライブラリと作業ディレクトリがあります。これらの各リポジトリはさらにコレクションとフォルダーに階層化されます。
コレクションとは、AX Server の作業ディレクトリとライブラリの両方における最上位の階層です。どのコレクションにも 1 つ以上のフォルダーがあります。コレクションとフォルダーを使用することで、ビジネス プロセスに最も適する方法で監査コンテンツを階層化できます。
ライブラリ
ライブラリには、監査チームの一部または全体に継続的に利用可能にする必要がある長期的または永続的な監査コンテンツを格納します。
ライブラリは、ユーザーが特定のコレクションとフォルダーへのアクセス許可を与えられている場合を除いて、管理者のみがアクセスできます。
作業ディレクトリ
作業ディレクトリには、現在のコレクション、プログラム、または割り当てに関連する監査項目を格納します。さらに、フォルダーを使って、組織にとって意味のある、職務分掌や監査段階などのカテゴリで階層化できます。
ヒント
作業ディレクトリは、四半期、地域、監査タイプ、その他部門に応じた方針ごとに階層化することもできます。
ライブラリと作業ディレクトリを使用したコンテンツの階層化
| データの階層化 | ライブラリ | "作業" ディレクトリ |
|---|---|---|
| 外部システムから AX Server にインポートされる重要データの中央ストレージ |
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| 分析アプリおよびデータ テーブルの管理者による管理 |
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| コレクションおよびフォルダー管理は管理者のみが管理可能 |
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| マスター テーブルおよびマスター アナリティクスの保存およびメンテナンス |
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| 特定のユーザーが分析を行うように割り当てられる、職務分掌ごとのデータ |
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| 職務分掌ごとのデータへの読み取り専用アクセス許可が提供されるリンクされたテーブルおよびリンク アナリティクス |
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| 組織にとって意味のある地域、四半期、監査の種類などのカテゴリで階層化する |
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フォルダーの内容
フォルダーには、AX Server にインポートされたか、またはアナリティクスによって作成された次の監査項目が含まれます。
- Analytics プロジェクト Analytics からインポートされたプロジェクト
- "分析アプリ" サブフォルダー Analytics プロジェクトとともにインポートされた 1 つまたは複数のアナリティクス
- "データ" サブフォルダー AX Server などにあるソース データに関連付けられたテーブル レイアウト
- 関連ファイル フォルダー オペレーティング システムでサポートされているあらゆる種類のファイル
- "結果"サブフォルダー 分析入力ファイル、結果出力表、分析ログファイル
メモ
"結果" サブフォルダーが作成されるのは、既存の結果を含むコレクションがアーカイブおよび復元された場合、結果を含むアナリティクスが削除または上書きされた場合、あるいは 1 つまたは複数の結果サブフォルダーが Add-In for Excel で作成された場合に限ります。
監査コンテンツの並べ替え
コレクションとフォルダーは英数字順に並べ替えられます。監査項目を階層化しやすくするため、次の名前付け規則を使用してください。
- 今後の項目を簡単に挿入できるようにする値を名前の先頭に付ける。A01_、A_02、B_01、B_02 など。
- あまり使わない項目名は、名前の先頭に xxx_ を付けて、並べ替え順序における下位に配置する。
- アーカイブ項目名は、先頭に zzz_ を付けて、並べ替え順序の最下位に配置する。