重要な監査データが技術的な問題やハードウェアの不具合で失うことがないように、定期的にスケジュールして、AX Server データをバックアップします。データ アクセスの継続性を確保するためにも計画され、検証された復元の手続きが必要になります。
別のマシンで実行中の AX Server の障害回復インスタンスに本番環境のデータをバックアップし、復元することができます。
IT インフラ、利用できるツール、組織の IT ビジネス プロセスに応じて、数多くのバックアップ方針の中からいずれかを採用することができます。方針は、完全に自動化、スケジュールされるバックアップから、手動の一時的なバックアップに至るまで用意されています。
組織の既存の一般的なバックアップ プログラムに AX Server のバックアップを組み込みます。他の重要なシステムのバックアップに即してバックアップが実行されるため、このバックアップは、最も信頼性が高く、堅牢な方針だと言えます。
本方針についてさらなる支援が必要な方は、貴社の IT 部門にお問い合わせください。
スクリプトを使用して定期的にスケジュールして AX Server をバックアップします。このバックアップは、信頼性の高い方針であるものの、他の重要なシステムに即して実行されません。
メモ
信頼性を確保するには、自動プロセスを徹底的にテストし、スケジュールされたアナリティクス ジョブと競合しないようにバックアップをスケジュールします。
一時的な方法で AX Server を手動でバックアップします。最も信頼性が低いのがこの方針です。バックアップの間隔がスケジュールされていないうえ、そのプロセスはヒューマン エラーがより発生しやすくなります。
バックアップおよび復元の手続きでは、データベースとファイル システムにあるすべての AX Server データを扱う必要があります。
このデータベースには、セキュリティ情報と、スケジュールさたジョブ、データ ファイル、およびリソース名に関する構成情報が格納されます。
AX Server は、2 つの Windows フォルダーでバックアップする必要がある、.fil データ ファイルを格納します。デフォルトの場所は Data\repository\datafiles および Data\aclse です。
ヒント
AX Server Configuration Web アプリケーションを使用して、データ ファイル ディレクトリーを探すことができます。[データ ディレクトリ]フィールドと[コネクターの作業ディレクトリ]フィールドに指定されているフォルダーをバックアップする必要があります。
アナリティクスのスクリプトが AX Server 上で実行していないことを確認したあとに、サービスを停止し、データベース、およびファイル システム上の特定のフォルダーをバックアップします。
すべての AX Server のサービスを次の順に再起動します。
アナリティクスのスクリプトが復元先の AX Server インスタンス上で実行していないことを確認したあとに、サービスを停止し、データベース、およびファイル システム上の特定のフォルダーのバックアップを復元します。
データベースのアクティベーション テーブルからすべてのレコードを削除します。
このデータが消去されない限りバックアップ インスタンスがアクティブ化できないように、アクティベーション テーブルには、ホスト名などの AX Server がアクティブ化されたマシンに固有のデータが含まれています。
AX Server のアクティブ化の詳細については、AX Server のアクティブ化を参照してください。