ACL のスクリプト作成ガイド 14.1

CLOSE コマンド

Analytics のテーブル、インデックス ファイル、またはログ ファイルを閉じ、スクリプト記録セッションを終了します。

CLOSE <テーブル名|PRIMARY|SECONDARY|INDEX|LOG|LEARN>
名前 説明
テーブル名|PRIMARY|SECONDARY|INDEX|LOG|LEARN

省略可能

閉じる対象となる項目は次のとおりです。

  • テーブル名: 閉じる対象となる Analytics テーブルの名前
  • PRIMARY を指定すると、Analytics の主テーブルが閉じられます。

    CLOSE をパラメーターなしで使用すると主テーブルを閉じます。

  • SECONDARY では、Analytics の副テーブルが閉じられます。
  • INDEX では、Analytics テーブルに適用されている現在のインデックスが閉じられます。
  • LOG では、SET LOG コマンドを使用してデフォルト以外のログ ファイルが指定されている場合に、ログ ファイルをデフォルトのコマンド ログに再設定します。
  • LEARN では、アクティブなスクリプト レコーダー セッションを終了し、セッションが記録されたスクリプト ファイルを保存するかどうかを自身で確認するようにします。

    LEARN はスクリプト内で使用することができますが、その目的とする用途はコマンド ラインにあります。スクリプト レコーダーは、Analytics のユーザー インターフェイスでダイアログボックスを使用して実行されるコマンドの ACLScript 構文を記録します。

名前によってテーブルを閉じる

Inventory という名前のテーブルを閉じるには、次のようにします。

CLOSE Inventory

種類によってテーブルを閉じる

現在の副テーブルを閉じるには、次のようにします。

CLOSE SECONDARY

デフォルトの Analytics コマンド ログに戻す

スクリプトのデータ検証フェーズを別のログ ファイルに取り込んだ後で、ログ ファイルをデフォルトのコマンド ログに再設定するには、次のようにします。

SET LOG TO "DataVerificationPhase.log" 
COMMENT データ検証コマンドの実行 
CLOSE LOG

CLOSE を使用しない場合とは

Analytics テーブルは通常、閉じる必要がありません。アクティブな Analytics テーブルは、ユーザーが別のテーブルを開けば自動的に閉じられるからです。主テーブルも、OPEN コマンドや QUIT コマンドを実行する前に自動的に閉じられます。

CLOSE で Analytics プロジェクトを閉じることはできません。代わりに QUIT を使用します。

関連するフィールドおよびテーブル

主テーブルや副テーブルを閉じると、関連するすべてのフィールド定義がメモリから解放されます。テーブルが閉じられる前に、テーブル レイアウトへの変更が保存されます。

テーブルの関連付けが定義された Analytics プロジェクトで CLOSE コマンドを実行すると、主テーブルと副テーブルがともに閉じられます。また、関連するテーブルも閉じられます。