CLUSTER コマンド
1 つ以上の数値フィールドの類似した値に基づいて、レコードをクラスターにグループ化します。クラスターは単次元または多次元です。
構文
CLUSTER ON キー フィールド <...n> KVALUE クラスター数 ITERATIONS 繰り返し数 INITIALIZATIONS 初期化数 <SEED シード値> <OTHER フィールド < ...n>> TO テーブル名 <IF テスト> <WHILE テスト> <FIRST 範囲|NEXT 範囲> OPEN {キーワードなし|NOCENTER|NOSCALE}
パラメーター
名前 | 説明 |
---|---|
ON キー フィールド <...n> |
クラスター化する 1 つ以上の数値フィールド。複数のフィールドはスペースで区切る必要があります。 |
KVALUE クラスター数 | 出力結果で生成されるクラスター数。 |
ITERATIONS 繰り返し数 | クラスター計算が再実行される最大回数。 |
INITIALIZATIONS 初期化数 |
ランダム中心の初期セットを生成する回数。 |
SEED シード値 省略可能 |
Analytics の乱数ジェネレーターを初期化するために使用するシード値。 SEED を省略した場合は、シード値がランダムに選択されます。 |
OTHER フィールド <...n> 省略可能 |
出力に含める 1 つ以上の追加フィールド。 メモ キー フィールドは、自動的に出力テーブルに追加されるため、OTHER |
TO テーブル名 |
コマンドの結果を送信する場所:
|
IF テスト 省略可能 |
各レコードを処理するために真である必要がある条件式。コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。 メモ IF パラメーターは、任意の範囲パラメーター(WHILE、FIRST、NEXT)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。 |
WHILE テスト 省略可能 |
各レコードを処理するために真である必要がある条件式。条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。 メモ WHILE を FIRST または NEXT とともに使用する場合は、1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。 |
FIRST 範囲 | NEXT 範囲 省略可能 |
処理するレコード数:
範囲は処理するレコード数を指定します。 FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。 |
OPEN 省略可能 |
コマンドを実行した後、コマンドによって作成されたテーブルを開きます。コマンドが出力テーブルを作成する場合にのみ有効です。 |
キーワードなし | NOCENTER | NOSCALE |
キー フィールド数値を標準化する方法。
|
例
請求金額でのクラスター
Invoice_Amount フィールドで売掛金テーブルを階層化するほかに、同じフィールドでクラスター化することも決定します。
- 階層化により、$1000 間隔などのあらかじめ定義された数値の境界を使用して、金額が階層にグループ化されます。
- クラスターにより、前もって数値の境界を決定せずに、データに存在する金額の有機グループを検出します。
Open Ar CLUSTER ON Invoice_Amount KVALUE 8 ITERATIONS 30 INITIALIZATIONS 10 OTHER No Due Date Ref Type TO "Clustered_invoices" NOSCALE
各出力クラスターに含まれるレコード数を簡単に検出する方法として、Clustered_invoices 出力テーブルを Cluster フィールドで分類します。
OPEN Clustered_invoices CLASSIFY ON Cluster TO SCREEN
備考
メモ
このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。