DISPLAY コマンド
指定された Analytics 項目タイプの情報を表示します。式の結果、または関数の出力も表示できます。
構文とパラメーター
構文 |
目的 |
---|---|
DISPLAY |
フィールド定義を表示し、現在アクティブな Analytics テーブルの関連付けられた子テーブルを表示する |
DISPLAY OPEN |
開いている Analytics のテーブルおよびプロジェクト ファイルの一覧を表示する
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DISPLAY {<PRIMARY>|SECONDARY} |
主テーブルまたは副テーブルの名前およびテーブル レイアウト情報を表示する
以下の情報が表示されます。
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DISPLAY HISTORY |
現在のアクティブな Analytics テーブルのテーブル履歴を表示する メモ テーブルには、関連するテーブル履歴がある場合もない場合もあります。 |
DISPLAY RELATION |
現在アクティブな Analytics テーブルの関連付け情報を表示する
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DISPLAY {変数名|VARIABLES}
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1 つの変数あるいはすべての変数の値を表示する
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DISPLAY VERSION |
インストールされた Analytics のバージョンに関する情報を次の書式で表示する
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DISPLAY {DATE|TIME} |
オペレーティング システムの現在の日付と時刻を表示する DATE | TIME いずれかのキーワードを指定します。どちらのキーワードを指定しても上記の機能が実行されます。 |
DISPLAY {FREE|SPACE} |
Analytics で使用できる物理メモリ(RAM)の量を表示する 表示されるこの数値には、変数用に確保されたメモリは含まれません。デフォルトで、Analytics は変数を格納するために 60 KB の物理メモリを予約しますが、このサイズは必要に応じて自動的に増加します。 FREE | SPACE いずれかのキーワードを指定します。どちらのキーワードを指定しても上記の機能が実行されます。 |
DISPLAY 式
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式の結果を表示する 式 結果の表示対象となる式 |
DISPLAY 関数
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関数の出力を表示する 関数 出力の表示対象となる関数 |
例
Analytics テーブルのレイアウトを表示する
テーブル レイアウトを表示する機能は、いろいろな場合に使用できます。たとえば、2 つ以上のテーブルを結合する場合や、フィールドの長さとデータ型を調べる場合に使用できます。
次の例では、Ap_Trans テーブルのレイアウトを表示しています。
OPEN AP_Trans DISPLAY
DISPLAY コマンドにより行われる画面への出力は下記のとおりです。
メモ
Analytics コマンド ラインに直接「DISPLAY」を入力する場合には、出力がすぐに表示されます。
これに対し、スクリプト内で DISPLAY を実行した場合には、コマンド ログ内の該当する DISPLAY エントリをダブルクリックすれば出力が表示されます。
画面への出力
関連
インデックス 'Vendor_on_Vendor_No' を使用した 'Vendor' と 'Vendor_No' の関連付け
ファイル
PRIMARY ファイルは 'Ap_Trans.fil'(書式 'Ap_Trans')です。
レコード長は 59 です。
フィールド
名前 | 種類 | 開始位置 | 長さ | 小数点以下桁数 | フィールドの説明 |
---|---|---|---|---|---|
Vendor_No | ASCII | 1 | 5 | AS "業者;番号" WIDTH 7 | |
Invoice_No | ASCII | 6 | 15 | AS "請求書;番号" | |
Invoice_Date | DATETIME | 21 | 8 | PICTURE "MM/DD/YY" AS "請求日" WIDTH 8 | |
Invoice_Amount | NUMERIC | 29 | 12 | 2 | PICTURE "(9,999,999.99)" AS "請求;金額" WIDTH 12 |
Prodno | ASCII | 41 | 9 | AS "製品番号" | |
Quantity | MICRO | 50 | 4 | 0 | SET PICTURE "(9,999,999.99)" |
Unit_Cost | NUMERIC | 54 | 6 | 2 | PICTURE "(9,999,999)" AS "単価" SUPPRESS |
Analytics プロジェクト内の全変数の値を表示する
DISPLAY VARIABLES はナビゲーターの[変数]タブに表示されるのと同じ情報を出力します。DISPLAY VARIABLES を使用することの 1 つのメリットは、表示された情報をコピーして貼り付けることができることです。
次の例は、2 つのユーザー定義変数と 2 つのシステム変数を作成して、それらすべての変数の値を表示しています。
ASSIGN v_table_name = "Ap_Trans" ASSIGN v_field_name = "Invoice_Amount" OPEN %v_table_name% TOTAL FIELDS %v_field_name% DISPLAY VARIABLES
DISPLAY コマンドにより行われる画面への出力は下記のとおりです。
メモ
Analytics コマンド ラインに直接「DISPLAY VARIABLES」を入力する場合には、出力がすぐに表示されます。
これに対し、スクリプト内で DISPLAY VARIABLES を実行した場合には、コマンド ログ内の該当する DISPLAY VARIABLES エントリをダブルクリックすれば出力が表示されます。
画面への出力
名前 | 種類 | 値 |
---|---|---|
TOTAL1 | N | 278,641.33 |
OUTPUTFOLDER | C | "/Tables/Accounts_Payable" |
v_field_name | C | "Invoice_Amount" |
v_table_name | C | "Ap_Trans" |
式の結果を表示する
次の例により、選択したレコードにおける Sale_Price フィールドの値と Quantity_on_Hand フィールドの値を乗算した結果が表示されます。
DISPLAY Sale_Price * Quantity_on_Hand
関数の出力を表示する
次の例により、選択したレコードの Invoice_Date フィールドの日付以来経過した日数が表示されます。
DISPLAY AGE(Invoice_Date)
備考
コマンドの実行結果の場所
DISPLAY を Analytics のコマンド ラインから実行した場合 結果は画面に表示されます。
DISPLAY をスクリプト内で実行した場合 結果は Analytics コマンド ログに書き込まれます。結果を画面に表示するには、コマンド ログの当該エントリをダブルクリックします。