SIZE コマンド

金額単位のサンプリングまたはレコードのサンプリングに対し、統計的に有効なサンプル サイズおよびサンプル間隔を計算します。

構文

SIZE RECORD CONFIDENCE 信頼レベル POPULATION 母集団の大きさ PRECISION 許容逸脱率 <ERRORLIMIT 予想誤謬率> <TO {SCREEN|ファイル名>

パラメーター

メモ

値を指定する際、3 桁の区切り記号やパーセント記号は含めないでください。

名前 説明
RECORD

レコード サンプルのサンプル サイズを計算する

ATTRIBUTE は、RECORD と同じ操作を行う、廃止されたパラメーターです。

CONFIDENCE 信頼度

必要な信頼度。この信頼度で、結果のサンプルが母集団全体を表します。

たとえば、95 を指定した場合は、サンプルが 実際に 95% の確率で母集団を代表しているとお客様が信頼したいということを意味します。信頼度は "サンプリング リスク" の補数です。信頼度が 95% ということはサンプリング リスクが 5% ということと同じです。

POPULATION 母集団の大きさ

テーブルからサンプリングするレコード数

PRECISION 許容逸脱率

許容逸脱率。許容逸脱率とは、発生し得るが、発生した場合でも統制が有効であると見なすことのできる、規定した統制からの逸脱率の上限のことです。

たとえば、5 を指定するとは、逸脱率が 5% を超えたときに統制を無効と見なすことができるということです。

ERRORLIMIT 予想誤謬率

省略可能

母集団における推定逸脱率。検出する規定の統制からの逸脱率です。

たとえば、1 を指定するとは、この逸脱率が 1% 以内であることを指定することです。

このパラメーターを省略した場合は、母集団における推定逸脱率として 0% が使用されます。

TO SCREEN | ファイル名

コマンドの結果を送信する場所:

  • SCREEN は Analytics の表示領域に結果を表示します
  • ファイル名は結果の保存先となるファイルです。

    ファイル名には、適切なファイル拡張子を付けた文字列を引用符で囲んで指定します。例:TO "Output.TXT"

    デフォルトでは、テーブル ファイルは、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

    既存の異なるフォルダーにファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

    • TO "C:\Output.TXT"
    • TO "Results\Output.TXT"

Analytics の出力変数

名前 含む
SAMPINTn

コマンドによって計算された、必須のサンプル間隔。

SAMPSIZEn コマンドによって計算された、必須のサンプル サイズ。

レコード サンプルのサンプル サイズおよび間隔を計算する

レコード サンプルを使用して、請求書を含む勘定の規定された統制からの逸脱率を推定することを決定しました。

サンプルを抽出する前に、各層の統計的に有効なサンプル サイズを計算します。

Analytics によって抽出されるサンプルの 95% の時間が全体として母集団を表す信頼度が必要です。

指定された信頼度を使用し、下記の例では、レコード サンプルを抽出する場合に使用するためのサンプル サイズおよびサンプル間隔値がそれぞれ 95 および 8.12 として計算されます。

SIZE RECORD CONFIDENCE 95 POPULATION 40000 PRECISION 5 ERRORLIMIT 2

備考

メモ

このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。

構文

SIZE MONETARY CONFIDENCE 信頼度 POPULATION 母集団の大きさ MATERIALITY 許容虚偽表示 <ERRORLIMIT 推定虚偽表示額> <TO {SCREEN|ファイル名>

パラメーター

メモ

値を指定する際、3 桁の区切り記号やパーセント記号は含めないでください。

名前 説明
MONETARY 金額単位サンプルのサンプル サイズを計算する
CONFIDENCE 信頼度

必要な信頼度。この信頼度で、結果のサンプルが母集団全体を表します。

たとえば、95 を指定した場合は、サンプルが 実際に 95% の確率で母集団を代表しているとお客様が信頼したいということを意味します。信頼度は "サンプリング リスク" の補数です。信頼度が 95% ということはサンプリング リスクが 5% ということと同じです。

POPULATION 母集団の大きさ

数値サンプル フィールドの合計絶対値

MATERIALITY 許容虚偽表示

許容虚偽表示。許容虚偽表示とは、サンプル フィールドの値として許容する最大の虚偽表示合計金額のことです。重大な虚偽表示額とまでは見なされません。

たとえば、29000 を指定するとは、虚偽表示合計金額が $29,000 を上回る場合に重大な虚偽表示額と見なすということです。

ERRORLIMIT 推定虚偽表示額

省略可能

推定虚偽表示額。サンプル フィールドの値として許容する最大の虚偽表示合計金額のことです。

たとえば、5800 を指定するとは、虚偽表示合計金額として $5,800 までを許容するということです。

このパラメーターを省略した場合は、推定予想虚偽表示額として $0.00 が使用されます。

TO SCREEN | ファイル名

コマンドの結果を送信する場所:

  • SCREEN は Analytics の表示領域に結果を表示します
  • ファイル名は結果の保存先となるファイルです。

    ファイル名には、適切なファイル拡張子を付けた文字列を引用符で囲んで指定します。例:TO "Output.TXT"

    デフォルトでは、テーブル ファイルは、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

    既存の異なるフォルダーにファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

    • TO "C:\Output.TXT"
    • TO "Results\Output.TXT"

Analytics の出力変数

名前 含む
SAMPINTn

コマンドによって計算された、必須のサンプル間隔。

SAMPSIZEn コマンドによって計算された、必須のサンプル サイズ。

金額単位サンプルのサンプル サイズおよび間隔を計算する

金額単位サンプリングを使用して、請求書を含む勘定の金額虚偽表示の合計金額を推定することを決定しました。

サンプルを抽出する前に、各層の統計的に有効なサンプル サイズを計算します。

Analytics によって抽出されるサンプルの 95% の時間が全体として母集団を表す信頼度が必要です。

指定された信頼度を使用し、下記の例では、金額単位サンプルを抽出する場合に使用するためのサンプル サイズおよびサンプル間隔値がそれぞれ 93 および 6,283.33 として計算されます。

SIZE MONETARY CONFIDENCE 95 POPULATION 585674.41 MATERIALITY 29000 ERRORLIMIT 5800 TO SCREEN

備考

メモ

このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1