TOTAL コマンド

Analytics テーブルの 1 つ以上のフィールドの合計値を計算します。

構文

TOTAL {<FIELDS> 数値フィールド <...n>|<FIELDS> ALL} <IF テスト> <WHILE テスト> <FIRST 範囲|NEXT 範囲>

パラメーター

名前 説明
FIELDS 数値フィールド <...n> | FIELDS ALL

値の合計を求める数値フィールド。テーブル内の数値フィールドの各々について合計を求める場合は ALL を指定します。

IF テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。

メモ

IF パラメーターは、任意の範囲パラメーター(WHILE、FIRST、NEXT)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。

WHILE テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。

メモ

WHILE を FIRST または NEXT とともに使用する場合は、1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。

FIRST 範囲 | NEXT 範囲

省略可能

処理するレコード数:

  • FIRST 指定されたレコード数に達するまで、最初のレコードから処理を開始します
  • NEXT 指定されたレコード数に達するまで、現在選択されているレコードから処理を開始します

範囲は処理するレコード数を指定します。

FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。

Analytics の出力変数

メモ

テーブル内の複数のフィールドを合計した場合、システムで生成される出力変数には、最初に列挙したフィールドの合計が含まれています。

名前 含む
TOTALn

コマンドによって計算された最初の合計値。

TOTAL コマンドが GROUP コマンド内になければ、n の値は 1 です。n の値は GROUP コマンド内の TOTAL コマンドの行番号に相当します。

詳細については、GROUP コマンドを参照してください。

最初の 25 レコードの合計を求める

次の例は、テーブル内の最初の 25 レコードの MKTVAL フィールドの総量を計算しています。

TOTAL FIELDS MKTVAL FIRST 25

備考

TOTAL の用途

TOTAL は、コントロール合計を作成して、ソース データの完全性や正確性を検証する場合に使用できます。このコマンドにより、指定されたフィールドあるいは式の算術合計が計算されます。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1