BINTOSTR( ) 関数

ZONED または EBCDIC 文字データから変換された Unicode 文字データを返します。"Binary to String" の省略形です。

メモ:

この関数は Analytics の Unicode 版に固有です。非 Unicode 版ではサポートされない関数です。

構文

BINTOSTR(文字列, 文字列のタイプ)

パラメーター

名前 種類 説明
文字列 文字 Unicode 文字エンコードに変換する ZONED 値または EBCDIC 値。
文字列のタイプ 文字

変換元の書式。次のいずれかの値を指定する必要があります。

  • "A" – 変換元は ZONED(ASCII)データです。
  • "E" – 変換元は EBCDIC データです。

出力

文字。

基本的な例

式 ZONED(-6448,4) は値 -6448 を文字型書式 "644Q" に変換していますが、Analytics の Unicode 版では BINTOSTR( ) を使って ZONED( ) の出力を Unicode 文字に変換する必要があります。

Unicode 書式の "644Q" が返されます。

BINTOSTR(ZONED(-6448,4), "A")

備考

BINTOSTR( ) の使用に適する場面

この関数は、ZONED( ) および EBCDIC( ) 関数からの戻り値を Unicode 値に変換する場合に使用することができます。

メモ

この関数を Analytics の Unicode 版の ZONED( ) および EBCDIC( ) の戻り値に適用しない場合は、エンコードが正確に解釈されないので、戻り値の表示が不正確になります。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1