CDOW( ) 関数

指定された日付または日付時刻の曜日を返します。"Character Day of Week" の省略形です。

構文

CDOW(日付/日付時刻, 長さ)

パラメーター

名前 種類 説明
日付/日付時刻

日付時刻

曜日を返すフィールド、式、またはリテラル値。
長さ

数値

出力文字列の長さを指定する 1 から 9 の間の値。曜日名の省略形を表示するには、より小さな値を指定してください。

出力

文字。

基本的な例

2014 年 12 月 31 日が水曜日(Wednesday)に当たり、長さが 9 のため、"Wednesday" が返されます。

CDOW(`20141231`, 9)

2014 年 12 月 31 日が水曜日(Wednesday)に当たり、長さが 9 のため、"Wed" が返されます。

CDOW(`20141231 235959`, 3)

Invoice_date フィールドの各値に対して曜日の正式名称が返されます。

CDOW(Invoice_date, 9)

Receipt_timestamp フィールドの各値に対して曜日の省略名称が返されます。

CDOW(Receipt_timestamp, 3)

高度な例

日付の曜日を識別するフィールドを追加する

CDOW( ) 関数を使用して、日付フィールドの全日付の曜日を識別するための演算フィールドを作成することができます。演算フィールドを作成したら、ビューの日付列の横にそれを追加できます。

DEFINE FIELD Name_of_Day COMPUTED CDOW(Trans_Date, 3)

フィルターを作成して、週末に発生した取引をテストする

CDOW( ) 関数を使用して、フィルターを作成し、週末に発生した取引を抽出することができます。

SET FILTER TO CDOW(Trans_Date, 3) = "Sat" OR CDOW(Trans_Date, 3) = "Sun"

備考

パラメーターの詳細

日付/日付時刻に指定されたフィールドは、フィールド定義で正しく書式を定義してさえいれば、どのような日付書式または日付時刻書式でも使用することができます。

長さパラメーターが曜日名より短い場合、曜日名は指定された長さに切り詰められます。長さパラメーターが曜日名より長い場合、曜日名は空白スペースで埋められます。

リテラル日付または日付時刻値の指定

日付/日付時刻にリテラルの日付値または日付時刻値を指定する場合は、次の表内の書式に制限されます。また、`20141231` のように、値を逆引用符で囲む必要があります。

日付または時刻の個々の要素の間に、スラッシュ(/)やコロン(:)のような区切り文字をいっさい使用しないでください。

  • 日付時刻値 – 以下の表に示す日付、区切り文字、および時刻の書式を任意に組み合わせて使用することができます。日付を時刻の前に置く必要があり、かつ、2 つの間に区切り文字を使用する必要があります。有効な区切り文字は空白スペース 1 つ、あるいは文字 't' または 'T' です。

  • 時刻値 – 24 時間形式で時刻を指定する必要があります。UTC(Coordinated Universal Time:協定世界時)からのオフセットは、プラス記号(+)またはマイナス記号(-)で始める必要があります。

    形式の例

    リテラル値の例

    YYYYMMDD

    `20141231`

    YYMMDD

    `141231`

    YYYYMMDD hhmmss

    `20141231 235959`

    YYMMDDthhmm

    `141231t2359`

    YYYYMMDDThh

    `20141231T23`

    YYYYMMDD hhmmss+/-hhmm

    (UTC オフセット)

    `20141231 235959-0500`

    YYMMDD hhmm+/-hh

    (UTC オフセット)

    `141231 2359+01`

    メモ

    UTC オフセットが設定されているデータのメインの時刻書式で hh を単独で使用しないでください。たとえば、「hh+hhmm」という使い方は避けてください。信頼できない結果になる可能性があります。

     

関連する関数

曜日を数字(1 ~ 7)として返したい場合は、CDOW( ) でなく DOW( ) を使用してください。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1