CHR( ) 関数

指定された ASCII コードに対応する文字を返します。

構文

CHR(数値)

パラメーター

名前 種類 説明
数値 数値 1 から 255 の間の有効な数式。

出力

文字。

基本的な例

"A" が返されます。

CHR(65)

"1" が返されます。

CHR(49)

高度な例

通貨フィールドの値に英国のポンド記号(£)を付加する

Invoice_Amount フィールドの金額の前にポンド記号(ASCII コード 163)を付加する演算フィールドを作成します。数値型の Invoice_Amount フィールドがまず文字型のフィールドに変換されて、次いで先頭と末尾の空白額が削除されます。

DEFINE FIELD Currency_UK COMPUTED CHR(163)+ALLTRIM(STRING(Invoice_Amount, 12))

備考

CHR( ) の使用に適する場面

CHR( ) 関数は、キーボードから直接入力できない文字や画面に表示できない文字など、あらゆる ASCII コードに対応する文字を返す場合に使用できます。CHR( ) を使用して、フィールドやレコードの中からこれら特定の文字を見つけることができます。

NUL の参照

ASCII の NUL(ヌル)文字は Analytics でテキスト修飾子として使用されるため、これに相当する CHR(0) を参照すると、予測できない結果をもたらす可能性があります。できれば参照を避けてください。

関連する関数

CHR( ) は ASCII( ) の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1