CLEAN( ) 関数

文字列内で、最初の無効な文字とそれ以降のすべての文字を空白に置き換えます。

構文

CLEAN(文字列 <,追加指定の無効文字>)

パラメーター

名前 種類 説明
文字列

文字

デフォルトで設定されている無効文字および追加指定の無効文字を削除する対象となる値
追加指定の無効文字

省略可能

文字

文字列から削除する対象となる、デフォルトで設定されている無効な文字以外の無効な文字。追加指定の無効文字は複数、指定できます。

 " ,;\"

タブ文字、ヌル文字、およびキャリッジ リターン/ライン フィード文字はデフォルトの無効な文字であり、自動的に削除されるため、指定する必要はありません。

二重引用符を追加指定の無効文字として指定するには、追加指定の無効文字に、一重引用符で囲んだ二重引用符を指定してください。

 '"'

出力

文字。

基本的な例

"ABC    "("ABC" および 4 つの空白)が返されます。

CLEAN("ABC%DEF","%")

"1234.56      "("1234.56" および 6 つの空白)が返されます。

CLEAN("1234.56,111,2", ",")

備考

CLEAN( ) の使用に適する場面

この関数は、無効なデータを含むフィールドが正しく印刷されるようにするために使用します。また、この関数を使用すると、フィールドの一部を分離することができます。たとえば、姓と名前の両方が入っている顧客フィールドから姓を分離できます。

無効な一重引用符または二重引用符の指定

無効文字として一重引用符と二重引用符を両方とも指定するには、CLEAN( ) 関数を入れ子にする必要があります。

CLEAN(CLEAN(string, '"'), "'")

Automatic CLEAN( )

Analytics スクリプトに SET CLEAN ONを追加することによって、すべての文字フィールドに対して自動的に CLEAN( ) 関数を適用できます。このオプションを使用して、追加指定の無効文字を指定することはできません。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1