CUMIPMT( ) 関数

期間の範囲中に貸付金に対して支払う累積利息を返します。

構文

CUMIPMT(利率, 期間, 金額, 開始期, 終了期 <,種類>)

パラメーター

名前 種類 説明
利率 数値

1 期あたりの利率。

期間 数値

支払期間の総数。

金額 数値

貸付金の元金。

開始期

数値

計算対象となる最初の期。

開始期には 0 は指定できません。

終了期 数値

計算対象となる終了の期。

終了期には、支払期間の総数を超える数を指定することはできません。

種類

省略可能

数値

支払いのタイミング:

  • 0 – 期末払い
  • 1 – 期首払い

支払いのタイミングが省略された場合は、デフォルト値の 0 が使用されます。

メモ

利率期間を指定する際には、1 期あたりの利率を確実に指定するため、整合性のある期間を使用する必要があります。

例:

  • 年利 5% の 2 年間の貸付金または投資に対して月払いする場合は、利率に 0.05/12、期間に 2 * 12 を指定します。
  • 同じ貸付金または投資に対して年払いする場合は、利率に 0.05、期間に 2 を指定します。

出力

数値。

基本的な例

$275,000 の貸付金を年利 6.5 パーセントで 25 年間にわたって返済する場合(支払期日は月末です)の、2 年目に支払う利息の合計額、($)17437.23 が返されます。

CUMIPMT(0.065/12, 12*25, 275000, 13, 24, 0)

上記の貸付金について、初年度に支払う利息の合計額、($)17741.31 が返されます。

CUMIPMT(0.065/12, 12*25, 275000, 1, 12, 0)

備考

関連する関数

CUMPRINC( ) 関数は CUMIPMT( ) 関数に対して補完的役割を果たします。

CUMIPMT( ) 関数は単一の期間に支払われた利息を計算します。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1