DTOU( ) 関数

Analytics 日付値を指定された言語およびロケール書式の Unicode 文字列に変換します。"Date to Unicode" の省略形です。

メモ

この関数は Analytics の Unicode 版に固有です。非 Unicode 版ではサポートされない関数です。

構文

DTOU(<日付> <,ロケールコード> <,スタイル>)

パラメーター

名前 種類 説明
日付

省略可能

日付時刻

Unicode 文字列に変換するフィールド、式、またはリテラル値。これを省略した場合は、現在のオペレーティング システム日付が使用されます。

日付には日付時刻値を指定できますが、値の時刻部分は無視されます。単独の時刻値はサポートされていません。

フィールドまたはリテラルの日付値を指定できます。

  • フィールドにはどのような日付書式でも使用することができます(ただし、フィールド定義で正しく書式を定義している場合)。
  • リテラルには YYYYMMDD 書式または YYMMDD 書式のいずれかを使用する必要があります。例:`20141231`

サポートされている最も古い日付値は 1969 年 12 月 31 日です。

ロケール

省略可能

文字

出力文字列の言語(と、オプションで、特定の国や地域に関連付けられている言語バージョン)を指定するロケール コード。

たとえば、"zh" では中国語が指定され、"pt_BR" ではブラジルのポルトガル語が指定されます。

これを省略した場合は、コンピューターに設定されているデフォルトのロケールが使用されます。言語コードを指定したが、国コードを指定しなかった場合は、言語コードにデフォルトで設定されている国コードが適用されます。

日付を指定しなかった場合に、ロケールを指定することはできません。

ロケール コードに関する情報については、www.unicode.org を参照してください。

スタイル

省略可能

数値

Unicode 文字列に使用する日付書式スタイル。この書式スタイルは、指定したロケールの標準書式スタイルと一致します。

  • 0 – "Sunday, September 18, 2016" などの完全仕様の書式
  • 1 – "September 18, 2016" などの長い書式
  • 2 – "Sep 18, 2016" などの中ぐらいの長さの書式
  • 3 – "9/18/16" などの短い数値型書式

これを省略した場合は、デフォルト値の 2 が使用されます。日付ロケールを指定しなかった場合に、スタイルを指定することはできません。

出力

文字。

基本的な例

リテラルの入力値

"31 de dezembro de 2014" が返されます。

DTOU(`20141231`, "pt_BR", 1)

"31 grudnia 2014" が返されます。

DTOU(`20141231`, "pl", 1)

フィールドの入力値

Invoice_date フィールドの数値の各日付に対する Unicode 文字列が返されます。

DTOU(Invoice_date, "zh", 1)

出力では正式の日付スタイルが使用されます。

"星期三, 2014 十二月 31" が返されます(地域識別子の指定なし)。

DTOU(`20141231`, "zh", 0)

"2014年12月31日星期三" が返されます(地域識別子の指定あり)。

DTOU(`20141231`, "ja_JP", 0)

出力では長い形式の日付スタイルが使用されます。

"2014 十二月 31" が返されます(地域識別子の指定なし)。

DTOU(`20141231`, "zh", 1)

"2014年12月31日" が返されます(地域識別子の指定あり)。

DTOU(`20141231`, "ja_JP", 1)

備考

関連する関数

DTOU( ) は、Unicode 文字列を日付に変換する UTOD( ) 関数の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1