EXCLUDE( ) 関数

指定した文字を除外する文字列を返します。

構文

EXCLUDE(文字列, 取り除く文字)

パラメーター

名前 種類 説明
文字列 文字 文字を除外する値。
取り除く文字 文字

取り除く文字のリスト。

取り除く文字の中に二重引用符を指定する場合は、文字のリスト全体を一重引用符で囲む必要があります。

例:'"-/'

出力

文字。

基本的な例

入力文字列からすべての数字を取り除いた " Alberni Street" が返されます。

EXCLUDE("1550 Alberni Street", "0123456789")

Product_Number フィールドにあるすべての値からスラッシュとシャープ記号を取り除いたものが返されます。

EXCLUDE(Product_Number, "/#")

備考

機能の仕組み

EXCLUDE( ) 関数は、文字列内の各文字を、取り除く文字に列挙された文字と比較します。一致した文字は出力文字列から取り除かれます。

たとえば、EXCLUDE("123-45-4536", "-") の出力は "123454536" になります。

一致する文字がない場合

文字列取り除く文字の間に一致する文字がない場合は、関数の出力は文字列と同じになります。

たとえば、EXCLUDE("ABC", "D") の出力は "ABC" です。

大文字と小文字の区別

EXCLUDE( ) 関数では大文字と小文字が区別されます。取り除く文字に "ID" を指定した場合、"id#94022" からこれらの文字は取り除かれません。大文字と小文字の両方が混在している可能性がある場合は、UPPER( ) 関数を使用して文字列を大文字に変換します。

例:

EXCLUDE(UPPER("id#94022"), "ID#")

使用上のヒント

含める文字のセットが大きく、取り除く文字のセットが小さい場合は、EXCLUDE( ) を使用します。

一重引用符と二重引用符を取り除く

引用符は文字列の前後の区切り文字として使用されるため、一重引用符と二重引用符を取り除くには、引用符のタイプごとに EXCLUDE( ) が使用されるように、EXCLUDE( ) を入れ子にする必要があります。

EXCLUDE(EXCLUDE(field_to_process, "'"), '"')

関連する関数

EXCLUDE( ) 関数は INCLUDE( ) 関数の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1