EXP( ) 関数

数式の指数値(底 10)を指定された小数点以下の桁数で返します。

構文

EXP(数値, 小数位)

パラメーター

名前 種類 説明
数値 数値 指数値を返す対象となる数値フィールド、式、値。
小数位 数値 戻り値に含める小数点以下桁数。

出力

数値。

基本的な例

1000.00 が返されます。

EXP(3, 2)

72443.596007 が返されます。

EXP(4.86, 6)

高度な例

立方根を求める

フィールド X の立方根を小数点以下 2 桁で表すフィールドを作成するには、次のようにします。

DEFINE FIELD cube_root COMPUTED EXP(LOG(X, 6) / 3, 2)
ヒント

ある値の指数 n の累乗根は、値の対数を n で割ってから、その結果の指数を取ることによって求められます。

備考

機能の仕組み

この関数は数式の指数値(底は 10)を返します。指数値は 10 の n 乗と定義されています。たとえば、3 の指数値は 103 、つまり 1000 です。

EXP( ) の使用に適する場面

EXP( ) 関数は、複雑な数学的計算を必要とする財務アプリケーションで使用します。EXP( ) 関数は指数演算子(^)と同様の演算を行いますが、LOG( ) 関数も実行するアプリケーションで使用すると有用です。

関連する関数

指数の逆は対数です。したがって、EXP( ) は LOG( ) 関数の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1