FREQUENCY( ) 関数
構文
FREQUENCY(数字列)
パラメーター
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
数字列 | 文字 |
頻度を識別する数字(0 ~ 9)を含んでいる文字列。数字列は正数である必要があります。先頭のゼロは無視されます。 |
出力
数値。
例
基本的な例
0.00998422 が返されます。
FREQUENCY("43")
0.00000000 が返されます。
FREQUENCY("87654321")
メモ
結果は 0.00000000495 になりますが、Analytics は計算結果を小数点以下 8 桁の精度にするため、ゼロ値が返されます。
備考
機能の仕組み
連続する先頭の正の数値桁について、ベンフォードの法則で予測される頻度を小数点以下 8 桁で返します。この結果を使用して、特定の状況に限定されたベンフォード検査を実施できます。
特定の数値の組み合わせにこの関数を使用する
特定の数字の組み合わせに着目したい場合は、BENFORD コマンドの代わりにこの関数を使用できます。たとえば、承認する請求金額が制限されている保険請求を監査する場合に、限度額をほんの少し下回るだけの請求金額について調べるためなどに FREQUENCY( ) 関数を使用することができます。
承認される限度額の $5,000 に近い請求金額を調べるために、$4,900 から $4,999 の範囲を選択することができます。まず、レコードの総数を求めます。次に、フィルターを使用して LEADING( ) 関数で 49 が返されるレコードの数を求めます。最後に、2 つの件数の比率と、FREQUENCY("49") を実行して得た値とを比較します。
この方法は、百万件のレコードを持つテーブルで完全な分析を実行するよりも短時間で実行でき、テーブルやコマンド ログのサイズも抑えられます。
6 桁を超える文字列を指定する
6 桁を超える文字列を指定すると結果がゼロになる場合があります。6 桁を超える文字列の計算では、Analytics の制限である小数点以下 8 桁よりも高い精度が必要になる場合があるためです。