FVLUMPSUM( ) 関数

一定の利率を使って計算した現在の総額の将来価値を返します。

構文

FVLUMPSUM(利率, 期間, 金額)

パラメーター

名前 種類 説明
利率 数値

1 期あたりの利率。

期間 数値

期間の総数。

金額 数値

最初の期間の冒頭に支払う投資(出資)額。

メモ

利率期間を指定する際には、1 期あたりの利率を確実に指定するため、整合性のある期間を使用する必要があります。

例:

  • 年利 5% の 2 年間の貸付金または投資に対して月払いする場合は、利率に 0.05/12、期間に 2 * 12 を指定します。
  • 同じ貸付金または投資に対して年払いする場合は、利率に 0.05、期間に 2 を指定します。

出力

数値。結果は小数点以下 2 桁まで計算されます。

基本的な例

月ごとに複利が付く場合

総額 $1,000を月利 1% の複利で 2 年間運用した場合の将来価値として、($)1269.73 が返されます。

FVLUMPSUM(0.01, 2*12, 1000)

同じ投資の 1 年後の将来価値として、($)1126.83 が返されます。

FVLUMPSUM(0.01, 12, 1000)

月利 1% の複利で 2 年間運用した場合の $21,455.82 の将来価値として、($)27243.20 が返されます。

FVLUMPSUM(0.01, 2*12, 1000)

半年ごとに複利が付く場合

総額 $1,000 を年利 12% の年複利で 2 年間運用した場合の将来価値として、($)1262.48 が返されます。

FVLUMPSUM(0.12/2, 2*2, 1000)

1 年ごとに複利が付く場合

総額 $1,000 を年利 12% の年複利で 2 年間運用した場合の将来価値として、($)1254.408 が返されます。

FVLUMPSUM(0.12, 2, 1000)

備考

将来価値とは

運用する総額の将来価値は、初期投資元本と複利の合計です。

関連する関数

PVLUMPSUM( ) 関数は FVLUMPSUM( ) 関数の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1