INCLUDE( ) 関数

指定した文字のみを含む文字列を返します。

構文

INCLUDE(文字列, 含める文字)

パラメーター

名前	種類	説明
文字列	文字	含める文字に制限する値。
含める文字	文字	含める文字のリスト。 含める文字の中に二重引用符を指定する場合は、文字のリスト全体を一重引用符で囲む必要があります。 例：'"-/' メモ 含める文字のリストに指定した文字が文字列にない場合には、その文字は戻り値に含まれません。

出力

文字。

例

基本的な例

入力文字列の中から数字のみを選択した "123" が返されます。

INCLUDE("123 Main St.", "0123456789")

入力文字列の中から数字のみを選択した "1231234" が返されます。

INCLUDE("123-123-4", "1243")

入力文字列には "D" が含まれていないため、"" が返されます（つまり、何も返されません）。

INCLUDE("ABC", "D")

備考

機能の仕組み

INCLUDE( ) 関数は、文字列内の各文字を、含める文字に列挙された文字と比較します。一致した文字は出力文字列に追加されます。

一致する文字がない場合

文字列と含める文字の間に一致する文字がない場合、関数の出力は空になります。

大文字と小文字の区別

INCLUDE( ) 関数では大文字と小文字が区別されます。このため、含める文字に "ID" を指定しても、これらの文字は "id#94022" には含まれていないことになります。大文字と小文字の両方が混在している可能性がある場合は、UPPER( ) 関数を使用して文字列を大文字に変換します。

例：

INCLUDE(UPPER("id#94022"), "ID0123456789")

使用上のヒント

含める文字のセットが小さく、取り除く文字のセットが大きい場合は、INCLUDE( ) を使用します。

関連する関数

INCLUDE( ) 関数は EXCLUDE( ) 関数の逆関数です。