ISBLANK( ) 関数

入力値が空白かどうか示す論理値を返します。

構文

ISBLANK(文字列)

パラメーター

名前 種類 説明
文字列

文字

空白データを調べる値。

出力

論理。文字列パラメーターの値が空白の場合は T(true)、そうでない場合は F(false)を返します。

基本的な例

F が返されます。

ISBLANK("  A")

T が返されます。

ISBLANK("  ")
ISBLANK("")

Address フィールド内のすべての値が空白の場合は ‘T’、そうでない場合は ‘F’ が返されます。

ISBLANK(Address)

備考

ISBLANK( ) の使用に適する場面

ISBLANK( ) は、データが欠落したフィールドを識別するために、分析プロジェクトのデータの整合性フェーズで使用することができます。このようなフィールドは、ソース データの問題を示している可能性があります。

空白の入力値とは

この関数が true と評価されるには、入力値が次のいずれかである必要があります。

  • 完全に空白(つまり、スペースのみが含まれる)
  • 長さがゼロの文字列

ただし、この関数ではソース データ内にある真の空白が識別されるだけで、ビュー内で空白として表示される無効な文字は識別されません。

NULL 文字

ISBLANK( ) では、NULL 文字を値として持つ文字フィールドを使用した場合、有効な結果が返されない可能性があります。Analytics では、文字列の終端を示すために NULL 文字が使用されています。このため、ISBLANK( ) 関数は NULL 文字があった場合、それ以降の文字を空白も含めてすべて読み取りません。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1