OFFSET( ) 関数

指定されたバイト数によって補正された開始位置からフィールドの値を返します。

構文

OFFSET(フィールド, バイト数)

パラメーター

名前 種類 説明
フィールド

文字

数値

日付時刻

フィールド名。

バイト数 数値 任意の正の数式。

出力

戻り値は、入力のフィールド パラメーターと同じデータ型になります。

基本的な例

"Number" というフィールドに値 "1234567890" が入っており、"Offset_Number" という開始位置 1、長さ 3、小数位なしの重複フィールドを定義するとします。OFFSET( ) 関数を使用して、フィールド内の数字の位置を変えることができます。

123 が返されます。

OFFSET(Offset_Number,0)

234 が返されます。

OFFSET(Offset_Number,1)

789 が返されます。

OFFSET(Offset_Number,6)

備考

フィールドの開始位置の一時的な補正としてこの関数を使用できます。フィールドの開始位置が可変であるデータを処理している場合、これは有用です。

条件演算フィールドで OFFSET( ) 関数を使用する場合、IF テストで参照されるフィールドも補正される点に注意してください。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1