PACKED( ) 関数

パック データ型に変換された数値データを返します。

構文

PACKED(数値, 結果の長さ)

パラメーター

名前 種類 説明
数値

数値

変換する数値またはフィールド。

結果の長さ 数値

出力文字列で使用するバイトの数。

出力

数値。

基本的な例

整数と小数の入力値

00075C が返されます。

PACKED(75, 3)
PACKED(7.5, 3)

桁を切り捨てて出力する

00000012456D が返されます。

PACKED(-12.456, 6)

456D が返されます。

PACKED(-12.456, 2)

高度な例

メインフレームを更新する 8 バイトのフィールドを作成する

メインフレームへのアップロード対象として、各従業員の給与をパック型の数値にした 8 バイトのフィールドを作成する場合は、次のように指定します。

EXTRACT PACKED(SALARY, 8) AS "Salary_Export" TO "export"

備考

パック データとは

パック データ型は、メインフレーム オペレーティング システムで使用されるデータ型で、最小の記憶域を使用する形式で数値を格納します。パック データ型は 1 バイトにつき 2 桁の数字を格納し、最終バイトは、値が正負いずれであるかを示します。

PACKED( ) の使用に適する場面

PACKED( ) 関数は、数値データをメインフレーム システムへエクスポートするために、数値データをパックされた形式に変換する場合に使用できます。

戻り値が切り捨てられる場合とは

結果の長さの値が数値の長さより短い場合は、余分な桁が切り詰められます。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1