PROPERTIES( ) 関数

指定された Analytics プロジェクト項目のプロパティ情報を返します。

構文

PROPERTIES(名前, オブジェクトの種類, 情報の種類)

パラメーター

名前 種類 説明
名前 文字

情報を必要とする Analytics プロジェクト項目の名前。名前は大文字と小文字を区別しません。

プロジェクト項目が Analytics テーブルである場合は、データ ファイル名ではなくテーブル レイアウト名を指定します。たとえば、「january_invoices.fil」ではなく「Invoices」と指定します。

PROPERTIES( ) 関数を使用してアクティブなテーブルの名前を返させる場合は、「名前 activetable」を指定します。

オブジェクトの種類 文字

名前で参照する Analytics プロジェクト項目の種類。

メモ

現在のところ、サポートされているプロジェクト項目の種類は "table" のみです。

情報の種類 文字

Analytics プロジェクト項目について必要な情報の種類。

詳細については、プロパティ情報の種類を参照してください。

出力

文字。出力文字列の最大長は 260 文字です。プロパティ情報が見つからない場合は、空の文字列が返されます。

基本的な例

Analytics データ ファイル(.fil)に関する情報

"Ap_Trans.fil" が返されます。

PROPERTIES("Ap_Trans", "table", "filename")

"C:\ACL DATA\Sample Data Files" が返されます。

PROPERTIES("Ap_Trans", "table", "filepath")

開かれている Analytics テーブルに関する情報

"Ap_Trans" が返されます。

PROPERTIES("activetable", "table", "open")

外部データ ソースに関する情報

"Trans_May.xls" が返されます。

PROPERTIES("Trans_May", "table", "sourcename")

"C:\Project Data\Monthly Invoices_Excel" が返されます。

PROPERTIES("Trans_May", "table", "sourcepath")

"EXCEL" が返されます。

PROPERTIES("Trans_May", "table", "sourcetype")

備考

ファイル情報

"file" で始まる種類の情報は、Analytics テーブルと関連付けられている Analytics データ ファイル(.fil)に関する情報を提供します。

ソース情報

"source" で始まる種類の情報は、Analytics テーブルと関連付けることができる外部データ ソースに関する情報を提供します。PROPERTIES( ) 関数を使用して報告できる外部データ ソースは、Analytics テーブルの更新をサポートしている次の外部データ ソースだけです。

  • Microsoft Excel
  • Microsoft Access
  • 区切り文字付きテキスト
  • Adobe Acrobat(PDF)
  • 印刷イメージ(レポート)
  • SAP プライベート ファイル形式/DART
  • XML
  • XBRL
  • ODBC データ ソース

プロパティ情報の種類

次の表は、PROPERTIES( ) 関数が返すことのできるプロパティ情報の種類の一覧です。Analytics テーブルが、PROPERTIES( ) 関数で現在使用できる唯一の Analytics プロジェクト項目です。

オブジェクトの種類

情報の種類

戻り値

"table"

"filename"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ファイルの名前。

"filepath"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ファイルのパス。

"filesize"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ファイルのサイズ(KB)。

"filemodifiedat"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ファイルが最後に変更された日付と時刻。

"sourcename"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ソースの名前。

データ ソースは、Excel、Access、PDF、XML、または区切り文字付きテキスト ファイルなどの外部ファイルか、ODBC データ ソースである可能性があります。

"sourcepath"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ソースのパス。

ODBC データ ソースではサポートされません。

"sourcetype"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ソースの種類。

"sourcesize"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ソースのサイズ(KB)。

ODBC データ ソースではサポートされません。

"sourcemodifiedat"

Analytics テーブルに関連付けられているデータ ソースが最後に変更された日付と時刻。

ODBC データ ソースではサポートされません。

"open"

現在アクティブな Analytics テーブルの名前。

メモ

複数の Analytics テーブルを同時に開くことは可能ですが、ユーザー インターフェイスでは一度に 1 つのテーブルしかアクティブにすることができません。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1