PVLUMPSUM( ) 関数

一定の利率を使って計算する特定の将来総額を生成するのに必要な現在価値を返します。現在価値は現在の総額です。

構文

PVLUMPSUM(利率, 期間, 金額)

パラメーター

名前 種類 説明
利率 数値

1 期あたりの利率。

期間 数値 期間の総数。
金額 数値 将来総額(最終期間の期末時の価値)

メモ

利率期間を指定する際には、1 期あたりの利率を確実に指定するため、整合性のある期間を使用する必要があります。

例:

  • 年利 5% の 2 年間の貸付金または投資に対して月払いする場合は、利率に 0.05/12、期間に 2 * 12 を指定します。
  • 同じ貸付金または投資に対して年払いする場合は、利率に 0.05、期間に 2 を指定します。

出力

数値。結果は小数点以下 2 桁まで計算されます。

基本的な例

月ごとに複利が付く場合

月利 1% の複利で 2 年間運用した場合に将来総額 $1,269.73 を生み出せる初期投資元本として、($)1000.00 が返されます。

PVLUMPSUM(0.01, 2*12, 1000)

月利 1% の複利で 2 年間運用した場合に将来総額 $1,000 を生み出せる初期投資元本として、($)787.57 が返されます。

FVLUMPSUM(0.01, 2*12, 1000)

月利 1% の複利で 2 年間運用した場合に将来総額 $27,243.20 を生み出せる初期投資元本として、($)21455.82 が返されます。

FVLUMPSUM(0.01, 2*12, 1000)

半年ごとに複利が付く場合

年利 12% の半年複利で 2 年間運用した場合に将来総額 $1,000 を生み出せる初期投資元本として、($)792.09 が返されます。

FVLUMPSUM(0.12/2, 2*2, 1000)

1 年ごとに複利が付く場合

年利 12% の複利で 2 年間運用した場合に将来総額 $1,000 を生み出せる初期投資元本として、($)797.19 が返されます。

FVLUMPSUM(0.12/2, 2*2, 1000)

備考

現在価値とは

運用する総額の現在価値とは、特定の時間枠内に特定の将来総額を生み出せる初期元本のことです。将来価値は、元本と複利の合計です。

関連する関数

FVLUMPSUM( ) 関数は PVLUMPSUM( ) 関数の逆関数です。

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1