RATE( ) 関数

期間ごとの利率を返します。

構文

RATE(期間, 支払金額, 金額)

パラメーター

名前 種類 説明
期間 数値

支払期間の総数。

支払金額 数値

1 期間あたりの支払金額。

金額 数値

貸付金の元金。

メモ

RATE( ) 関数では支払は期末に行われることが前提となっています。

出力

数値。利率は小数点以下 8 桁で計算されます。

基本的な例

$275,000 の 25 年ローンに対して毎月 $1856.82 を支払う場合の月利率として、0.00541667(0.54%)が返されます。

RATE(12*25, 1856.82, 275000)

同じローンの年利率として 0.06500004(6.5%)が返されます。

RATE(12*25, 1856.82, 275000)*12

高度な例

名目利率から実効利率を求める

RATE( ) 関数では名目利率が計算されます。RATE( ) の結果から実効利率を求めるには、EFFECTIVE( ) 関数を使用します。

前記例のローンの実効利率として 0.06715155(6.7%)が返されます。

EFFECTIVE((RATE(12*25, 1856.82, 275000)*12), 12*25)

年金の計算

年金の計算では、次の 4 つの変数が使用されます。

  • 現在価値または将来価値 下の例では $21,243.39 と $ 26,973.46
  • 1 期間あたりの支払金額 下の例では $1,000.00
  • 1 期間あたりの利率 下の例では月あたり 1%
  • 期間の数 下の例では 24 か月

これらの変数のうち 3 つの値がわかっている場合は、Analytics 関数を使って残りの変数の値を計算できます。

求めたい値: 使用する Analytics 関数
現在価値

PVANNUITY( )

21243.39 を返す:

FVANNUITY(0.01, 12, 1000)
将来価値

FVANNUITY( )

26973.46 を返す:

FVANNUITY(0.01, 24, 1000)
1 期間あたりの支払金額

PMT( )

1000 を返す:

PMT(0.01, 24, 21243.39)
1 期間あたりの利率

RATE( )

0.00999999(1%)を返す:

RATE(24, 1000, 21243.39)
期間の数

NPER( )

24.00 を返す:

NPER(0.01, 1000, 21243.39)

年金の式

期末年金(期末払い)の現在価値を計算する式:

期末年金(期末払い)の将来価値を計算する式:

ACL のスクリプト作成ガイド 14.1