TEST( ) 関数

指定された文字列がレコード内の特定のバイト位置に現れるかどうか示す論理値を返します。

構文

TEST(バイト位置, 文字列)

パラメーター

名前 種類 説明
バイト位置

数値

文字列の先頭文字の位置を確認する、テーブル レイアウトでの左からの連番です。

先頭文字の位置を文字列の開始位置とすることができない場合は、その文字列がレコードの別の位置に存在しているとしても、この関数は F(false)と評価されます。

文字列

文字

検索する文字列。

検索は大文字と小文字を区別します。大文字と小文字の両方が混在している可能性がある場合は、UPPER( ) 関数を使用してすべての文字を大文字に変換します。

出力

論理。指定された文字列がレコード内の指定されたバイト位置から始まっている場合は T(true)、そうでない場合は F(false)を返します。

基本的な例

次のようなレコードを例に説明します。

Department: Marketing 
....|....|....|....|....|

T が返されます。

TEST(5, "Department")

レコードにおける "Department" の開始バイト位置が 6 でなく 5 のため、F が返されます。

TEST(6, "Department")

この関数は大文字と小文字が区別されるため、F が返されます。

TEST(5, "DEPARTMENT")

高度な例

ページ見出しになっているレコードを抽出する

TEST( ) を使用することで、"Page:" で始まるすべてのレコードを抽出するフィルターを作成できます。

SET FILTER TO TEST(1, "Page:")
ACL のスクリプト作成ガイド 14.1