UTOD( ) 関数
書式設定された日付が含まれる Unicode 文字列を Analytics 日付値に変換します。"Unicode to Date" の省略形です。
メモ
この関数は Analytics の Unicode 版に固有です。非 Unicode 版ではサポートされない関数です。
この関数は、デフォルトのインストールとは異なる言語および書式の日付を操作する場合に使用します。変換元の文字列をデフォルトの言語で表す場合は、代わりに CTOD( ) を使用します。
構文
UTOD(文字列 <,ロケール> <,スタイル>)
パラメーター
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
文字列 |
文字 |
日付に変換する Unicode 文字列。 Unicode 文字列に日付時刻値を入れることはできますが、値の時刻部分は無視されます。単独の時刻値はサポートされていません。 文字列は、日付のロケールのスタイル に必要な入力書式と一致している必要があります。 |
ロケール
省略可能 |
文字 |
出力文字列の言語およびロケール(と、オプションで、特定の国や地域に関連付けられている言語バージョン)を指定するコード。 たとえば、"zh" では中国語が指定され、"pt_BR" ではブラジルのポルトガル語が指定されます。 これを省略した場合は、コンピューターに設定されているデフォルトのロケールが使用されます。言語コードを指定したが、国コードを指定しなかった場合は、言語コードにデフォルトで設定されている国コードが適用されます。 日付を指定しなかった場合に、ロケールを指定することはできません。 ロケール コードに関する情報については、www.unicode.org を参照してください。 |
スタイル
省略可能 |
数値 |
Unicode 文字列に使用する日付書式スタイル。この書式スタイルは、指定したロケールの標準書式スタイルと一致します。
これを省略した場合は、デフォルト値の 2 が使用されます。ロケールを指定しなかった場合に、スタイルを指定することはできません。 ヒント 入力文字列に必要な書式を判定するには、以下のいずれかを行います。
|
出力
日付時刻。日付値は、現在 Analytics に設定されている日付の表示書式を使用して出力されます。
例
基本的な例
メモ
どの例でも、現在の Analytics 日付表示書式は DD MMM YYYY であるとします。
下の例で、中国語("zh")および簡体字中国語("zh_CN")のロケール コードはさまざまな入力文字列に一致しますが、互いに交換することはできません。
また、正しいスタイルを指定する必要があります。スタイル 2 を指定した場合、長い形式の Unicode 日付文字列(つまり、スタイルは 1)は Analytics 日付を返しません。
リテラルの入力値
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します。
UTOD("31 de dezembro de 2014", "pt_BR", 1)
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します。
UTOD("31 grudnia 2014", "pl", 1)
フィールドの入力値
Invoice_date フィールドの各 Unicode 文字列に対応する数値の日付が返されます。
UTOD(Invoice_date, "zh", 1)
入力では完全な日付スタイルが使用されます。
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します(地域 ID 未指定)。
UTOD("星期三, 2014 十二月 31", "zh", 0)
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します(地域 ID 指定)。
UTOD("2014年12月31日星期三", "zh_CN", 0)
入力では長い形式の日付スタイルが使用されます。
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します(地域 ID 未指定)。
UTOD("2014 十二月 31", "zh", 1)
31 Dec 2014 として表示される `20141231` を返します(地域 ID 指定)。
UTOD("2014年12月31日", "ja_JP", 1)
備考
Unicode 文字列を正しく変換する
日付を含んでいる Unicode 文字列を Analytics 日付に正しく変換するには、ロケール パラメーターとスタイル パラメーターを、Unicode 文字列内の日付の言語、国/地域(該当する場合)、およびスタイルと一致するように指定する必要があります。
関連する関数
UTOD( ) は、日付を Unicode 文字列に変換する DTOU( ) 関数の逆関数です。UTOD( ) に指定する国/地域およびスタイルが不確かな場合は、DTOU( ) を使って、何を指定したら UTOD( ) で変換したい入力 Unicode 文字列の形式に一致する出力 Unicode 文字列を生成できるか、さまざまなパラメーターを試してみることができます。