VALUE( ) 関数
文字列を数値に変換します。
構文
VALUE(文字列, 小数位)
パラメーター
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
文字列 |
文字 |
変換するフィールド、リテラル、または式の値。 |
小数位 | 数値 |
出力に含める小数点以下桁数。 |
出力
数値。
例
基本的な例
-123.400 が返されます。
VALUE("123.4-", 3)
123456.00 が返されます。
VALUE("$123,456", 2)
-77.45 が返されます。
VALUE("77.45CR", 2)
-123457 が返されます。
VALUE(" (123,456.78)", 0)
フィールドへの入力値
小数位のない数値としての文字型の値が Salary(給与)フィールドに返されます。
VALUE(Salary, 0)
備考
機能の仕組み
この関数は文字データを数値データに変換します。VALUE( ) 関数は、Analytics コマンドで使用するために、文字式やフィールド値を数値に変換する必要がある場合に使用できます。
入力数値の書式設定
VALUE( ) はどのような書式の数値でも受け付けます。入力として、句読点、先頭または末尾の記号、かっこなど、Print データ型で受け付けられる数値書式はすべて使用できます。
負の値
VALUE( ) 関数は、かっこやマイナス記号などさまざまな負数のインジケーターを解釈することができます。さらに、CR(貸方)および DR(借方)を解釈することができます。例:
-1000.00 が返されます。
VALUE("(1000)", 2)
VALUE("1000CR", 2)
小数値と整数値
文字列値に小数点以下の桁を含めない場合には、文字列の数値は整数として処理されます。例:
123.00 が返されます。
VALUE("123", 2)
小数位に指定された小数点以下の桁数がフィールドや式の小数点以下桁数より少ない場合、結果は丸められます。例:
"10.6" が返されます。
VALUE("10.56", 1)
関連する関数
VALUE( ) 関数は STRING( ) 関数の逆関数です。後者は、数値データを文字データに変換します。