ACL for Windows のシステム要件

ACL for Windows のインストールに進む前に、インストール先のコンピューターが以下に概要を示した要件を満たしていることを必ず確認してください。

ソフトウェア要件

ユーザーによって確認またはインストールされる必要がある要件

要件 追加情報

次のうち、いずれかのオペレーティング システム:

  • Microsoft Windows 10(64 ビット)
  • Microsoft Windows 8.1(64 ビット)
  • Microsoft Windows 7 Service Pack 1 (SP1) (32 ビットまたは 64 ビット )

ACL for Windows は Windows の 64 ビット バージョンで実行することができる 32 ビット アプリケーションです。

メモ

Windows 7 に ACL for Windows をインストールするには、サービス パック 1 がインストールされている必要があります。ACL for Windows には Microsoft .Net 4.6 が必要ですが、SP1 の前の Windows 7 のバージョンにはインストールできません。

Windows XP はサポート対象のオペレーティング システムから外れました。

Microsoft Windows 8.1 を使用している場合

Windows 8.1 更新 KB2919355

重要

Windows 8.1 更新 KB2919355 は Microsoft .NET Framework 4.6.x で必要であり、ACL for Windows 14 で必要です。

Windows 8.1 を使用し、.NET 4.6.x をインストールしてなく、更新 KB2919355 を実行していない場合は、ACL for Windows インストーラーが終了し、.NET 4.6.2 前提条件のインストール中にエラー メッセージが表示されます。

ACL for Windows インストールを続行する前に、更新 KB2919355 をダウンロードしてインストールする必要があります。

あるいは、ACL for Windows インストールを開始する前に更新 KB2919355 をインストールし、エラー メッセージを回避できます。

注意

インストール処理中に特定の時点でコンピューターを再起動するように指示された場合は、すぐに再起動してください。コンピューターの再起動のメッセージは無視しないでください。

指示されたときにコンピューターを再起動しないと、.NET、他の前提条件、または ACL for Windows のインストールで問題が生じるおそれがあります。

R プログラム言語と統合する Analytics 関数を使用するには、次のものをインストールし、構成する必要があります(32 ビット/64 ビット)。

以下のバージョンの R はテスト済みであり、Analytics で動作します。

  • 3.3.2
  • 3.3.1
  • 3.2.5
  • 3.2.3

CRAN R (32 ビット/64 ビット) または Microsoft R (64 ビットのみ) を使用できます。

メモ

その他のバージョンの R も同様に動作するはずですが、保証の限りではありません。

現時点では、R 3.5.0 以降は Analytics と連携することができません。

インストールされているバージョンの R のビットはオペレーティング システムのビットと一致している必要があります。

CRAN R パッケージの 1 つを使用している場合は、R バイナリ フォルダーへのパスをご利用のコンピューターの PATH 環境変数に追加する必要があります。

例:

  • C:\Program Files\R\R-<version>\bin\i386 (32-bit)
  • C:\Program Files\R\R-<version>\bin\x64 (64-bit)

メモ

R 言語と Analytics 関数を統合して使用しない場合は、この言語をインストールする必要はありません。

Python プログラム言語と統合する Analytics 関数を使用するには、次のものをインストールし、構成する必要があります。

  • Python バージョン 3.3.x(32 ビット)
  • PYTHONPATH 環境変数
  • ACLPYTHONDLL 環境変数

Pythonバージョン 3.5.x は完全にテストされてサポートされています。3.3.x や 3.6.x など別のバージョンを使用することもできますが、これらのバージョンでは 3.5.x と同じテスト結果やサポートを Analytics で保証することはできません。

Python をインストールする場合は、お使いのシステムでも実行できるよう Python を設定する必要があります。詳細については、Python の Analytics 連携用設定を参照してください。

メモ

Python 言語と Analytics 関数を統合して使用しない場合は、この言語をインストールする必要はありません。

Analytics のインストール ディレクトリに格納されている Python エンジンのローカル コピーは、Analytics の Python 関数と使用したり、一般的な Python で使用したりするためのものではありません。これらの用途には、Python の別のインスタンスをインストールする必要があります。

ACL Connector for Oracle を使用するには、次の項目をインストールする必要があります。

  • Oracle Instant Client 11g または 12c
  • ACL Connector for Oracle を使用しない場合は、Oracle Instant Client をインストールする必要はありません。
  • Oracle Instant Client が何ビット版であるかと、お使いのオペレーティング システムが何ビット版であるかが一致する必要があります。32 ビット版の Instant Client を 64 ビット マシンにインストールしても、接続が失敗するためです。
  • コネクターを Analytics Exchange と併用して、AX サーバーの後に Oracle Instant Client をインストールする場合は、ACL Analytics Exchange サービスを再起動してから、コネクターを使用する必要があります。

自動的にインストールされる前提条件

次のソフトウェア必須コンポーネントがコンピューターにインストールされていない場合、それらは ACL for Windows インストーラーによって自動的にインストールされます。

  • Microsoft .NET Framework 4.6.2

    メモ

    お使いのコンピューターに既に .NET 4.6.0 または 4.6.1 がインストールされている場合、ACL for Windows ではそのインストールされている .NET のバージョンが使用されるため、4.6.2 バージョンはインストールされません。

  • Microsoft Visual C++ 2017 再配布可能パッケージ(x64 および x86)
  • Microsoft Visual C++ 2013 再配布可能パッケージ(x64)
  • Microsoft Visual C++ 2012 再配布可能パッケージ(x64)
  • Microsoft Visual C++ 2010 再配布可能パッケージ、サービス パック 1 (x64 および x86)
  • Microsoft Access データベース エンジン 2016(32 ビット)
  • Open XML SDK 2.5 for Microsoft Office

Analytics のインストール ディレクトリに格納される、必要なソフトウェア

以下のコンポーネントのローカル コピーは、Analytics とともにインストールされ、Analytics のインストール ディレクトリに格納されます。

  • Amazon Corretto 8(OpenJDK Platform binary 8.0.2020.8)– ビジュアライザによって分析アプリ ウィンドウで使用されます。
  • Python エンジン 3.7.0 – Analytics の機械学習コマンドで使用されます。

サポートされているオペレーティング システムの一環としてインストールされる要件

次のコンポーネントも Analytics の必須コンポーネントですが、サポートされているオペレーティング システムの一部としてインストールされています。

  • Microsoft Data Access Components(MDAC)2.8
  • Microsoft Jet 4.0 Database Engine(MSJet)
  • Microsoft XML Core Services(MSXML)6.0
  • Internet Explorer 9 以上(画面に出力されるコマンド結果を XML ベースで書式設定するために必要)

Analytics データ コネクター

次に示す ODBC ドライバーは、 Analytics データ コネクターとして使用するためにインストールされます。

  • Active Directory 用 ACL コネクター
  • Amazon Redshift 用 ACL コネクター
  • Cassandra 用 ACL コネクター
  • Concur 用 ACL コネクター
  • Couchbase 用 ACL コネクター
  • Drill 用 ACL コネクター
  • DynamoDB 用 ACL コネクター
  • 電子メール用 ACL コネクター
  • Exchange 用 ACL コネクター
  • Google BigQuery 用 ACL コネクター
  • HBase 用 ACL コネクター
  • Hive 用 ACL コネクター
  • Impala 用 ACL コネクター
  • Jira 用 ACL コネクター
  • JSON 用 ACL コネクター
  • LDAP 用 ACL コネクター
  • Marketo 用 ACL コネクター
  • MongoDB 用 ACL コネクター
  • MySQL 用 ACL コネクター
  • Open Exchange Rates 用 ACL コネクター
  • Oracle 用 ACL コネクター
  • Rsam 用 ACL コネクター
  • REST 用 ACL コネクター
  • Salesforce 用 ACL コネクター
  • SAP 用 ACL コネクター
  • ServiceNow 用 ACL コネクター
  • SharePoint 用 ACL コネクター
  • Spark 用 ACL コネクター
  • SQL Server 用 ACL コネクター
  • Teradata 用 ACL コネクター
  • Twitter 用 ACL コネクター

ACL Connector for Analytics と Tableau を使用する

ACL Connector for Analytics を使用して、Analytics プロジェクトから Tableau にデータを抽出できます。

Tableau と Analytics との統合を最適化するには、次の手順に従います。

  1. ACL for Windows をインストールします。
  2. ACL Connector for Analytics.tdc

    C:\Program Files (x86)\ACL Software\ACL for Windows 14\ACL ODBC

    から

    ..\Documents\My Tableau Repository\Datasources

    にコピーしますメモ

    これらのファイル パスはデフォルトの場所です。Analytics のインストールと Tableau のインストールとの間で、異なる場所が使用されている可能性があります。

  3. Tableau を再起動します。

ハードウェア要件

メモ

本番環境での最善の Analytics のパフォーマンスには、最小の仕様よりも多くのリソースを必要とする場合があります。

コンポーネント 最小 推奨
プロセッサ 1.8 GHz  
メモリ

(RAM)

2 GB
  • 64 ビットのオペレーティング システム: 8 GB 以上を推奨(特に大容量ファイルの並べ替えをする場合)
  • 32 ビットのオペレーティング システム: 4 GB(特に大容量ファイルの並べ替えをする場合)
ハード ディスク領域

(Analytics アプリケーション ファイル)

1.1 GB  
ハード ディスク領域

(ソフトウェア必須コンポーネント)

8 GB  
ハード ディスク領域

(データ記憶領域)

  100 GB 以上

Analytics アプリケーション ファイルと前提条件をインストールするために必要なハード ディスク領域の他に、コンピューターがデータの抽出、フラット ファイル、および結果を保存するために使用される場合は、追加の大きい領域が必要です。

接続

TCP/IP の接続は次の目的で必要となります。

  • インストール後、ACL for Windows をアクティブ化するために必要となります
  • コンテキスト オンライン ヘルプにアクセスするために必要となります
  • 進行中のソフトウェア サブスクリプションを定期的に確認するために必要となります
  • 自動ソフトウェア更新のために定期的に必要となります
Analytics 14.1 ヘルプ