R スクリプトの実行
Analytics テーブルを外部 R スクリプトで分析して返されたデータを使って、新しいテーブルを Analytics プロジェクト内に作成します。ソース データはデータ フレームとして R スクリプトに渡されます。このデータ フレームは同梱の関数を使って参照できます。
R での Analytics データの操作
Analytics 内から実行する R スクリプトを作成する場合は、ACL と R スクリプトの間でデータをやり取りする方法に習熟してください。Analytics に同梱されている R 関数を、作成する R スクリプト内で使用することで、RCOMMAND を正常に実行できます。
R スクリプトの実行
- メニューから、[分析 > R]を選択します。
[RCOMMAND]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [R スクリプト]フィールドの横にある[参照]をクリックして、コンピューターにある実行対象の R スクリプトに移動します。
- [フィールドの選択]をクリックし、Analytics によって R スクリプトからアクセスできるようにされるデータ フレームに、1 つ以上のフィールドを追加します。
ヒント
データ フレームには、フィールドとして式も追加することができます。式を作成するには、[式]をクリックし、表示されるダイアログ ボックスで選択できる関数、フィールド、演算子を使用します。詳細については、式ビルダーの概要を参照してください。
- 省略可能。RCommand オプションのセクションでは、Analytics データを R スクリプトに送信する方法を定義します。
詳細については、RCOMMAND のオプションを参照してください。
- 省略可能。R スクリプトに送信されるレコードをフィルターリングするには、[If]をクリックし、[式ビルダー]ダイアログ ボックスを使って、フィルターとして使用する条件式を作成します。
式ビルダーを使用した式の作成方法の詳細については、式ビルダーによる式の作成を参照してください。
- 出力テーブルを指定するには、[転送先]をクリックして、[ファイル名]フィールドにテーブルの名前および関連する .FIL ファイルを入力します。
フォルダー エクスプローラーを使って、ソース データ ファイルの保存に使用したいフォルダーに移動します。
- 省略可能。ダイアログ ボックスの[詳細]タブで、RCOMMAND の範囲関連オプションを指定します。
詳細については、[詳細]タブを参照してください。
- RCOMMAND を実行するには、[OK]をクリックします。
[RCOMMAND]ダイアログ ボックスのオプション
RCOMMAND のオプション
オプション | 説明 |
---|---|
フィールド名付きでエクスポートする | R スクリプトのデータ フレームのヘッダー値として、ソースの Analytics テーブルの列見出しを使用します。このオプションは、RCOMMAND に対して KEEPTITLE オプションを設定します。また、このオプションは、R スクリプト内で列名を使ってデータを取得したい場合に必要です。 |
列区切り | R スクリプトにデータを送信する際に、フィールド間の区切り文字として使用する文字。 |
テキスト修飾子 |
R スクリプトにデータを送信する際にフィールド値を識別するテキスト修飾子として使用する文字。 |
[詳細]タブ
オプション | 説明 |
---|---|
すべて | ビュー内のすべてのレコード(デフォルトの選択対象)を処理します。 |
先頭 | テーブル内の冒頭のレコードと、そのレコードから数えて指定された件数のレコードまでを処理します。 |
次へ |
テーブル内の現在選択されているレコードと、そのレコードから数えて指定された件数のレコードまでを処理します。 メモ "先頭" または "次" オプションで指定されたレコード数は、テーブル内の物理的な順番またはインデックス順のレコードを参照するもので、ビューに適用されたフィルターやクイック ソートは一切無視します。ただし、分析操作の結果ではすべてのフィルターを考慮します。 ビューでクイック ソートが実行されている場合、"次" は "先頭" のように動作します。 注意 現在のバージョンでは、RCOMMAND を実行する際、"次" の動作に問題があることが知られています。このオプションは使用しないでください。選択しているレコードに関係なく、レコード参照で最初のレコードが参照されるようにリセットされてしまう可能性があるためです。 |
While |
WHILE ステートメントを使用すると、条件に基づいて主テーブル内のレコードの処理を制限できます。 指定した条件が true と評価される間のみ、ビュー内のレコードが処理されます。条件が false と評価されるとすぐに処理が終了し、それ以上レコードは判断されません。詳細については、式ビルダーによる式の作成を参照してください。 |