シリアル日付時刻

Analytics では、日付、日付時刻または時刻の保存と日時計算の実行にシリアル日付時刻を使用しています。

日付時刻計算の操作では、シリアル日付時刻値が発生する場合があります。たとえば、日付、日付時刻または時刻の値を対象とする減算操作では、結果がシリアル日付時刻の形式で返されます。

シリアル日付時刻とは

シリアル日付時刻とは、日付を表す整数と 24 時間の時刻を表す小数を使用した数値です。例:

  • 42004
  • 42004.50000
  • 0.75000
  • 42004.74618055555556

小数点の前(左側)の部分は日付、小数点の後(右側)の部分は時刻です。

日付部分

日付部分は、1900 年 1 月 1 日からの経過日数を表します。このため、シリアル日付の 1 は 1900/01/02 に相当します。シリアル日付 0(ゼロ)はカウントされません。シリアル日付 42004 は 2015/01/01 に相当します。

時刻部分

シリアル日付時刻の時刻部分は 24 時間制を使用します。このため、0.5 は 12 時間に相当し、0.75 は 18 時間に相当し、0.04167 は 1 時間に相当します。

相当する標準日付時刻値

上記の例で示したシリアル日付時刻は以下の標準日付時刻値に相当します。

  • 42004 = 2015/01/01
  • 42004.50000 = 2015/01/01 12:00:00
  • 0.75000 = 18:00:00
  • 42004.74618055555556 = 01 January 2015 17:54:30

シリアル日付時刻の標準日付時刻値への変換

3 つの変換関数を使用すると、シリアル日付時刻値を日付時刻データ型の標準日付時刻値に変換することができます。

  • STOD( ) – “Serial to Date”(シリアル日付を日付値へ)
  • STODT( ) – “Serial to Datetime”(シリアル値を日付時刻値へ)
  • STOT( ) – “Serial to Time”(シリアル時刻を時刻値へ)

シリアル日付時刻を変換して、日付時刻式の結果を人間が読み取りやすいようにする、あるいは日付時刻データ型を必要とする別の式で使用するために、数値のシリアル日付時刻値を日付時刻データ型に変換させることができます。

次の表では、3 つの関数の使用例を示します。

結果

STOD(42004)

2015/01/01

STODT(42004.50000)

2015/01/01 12:00:00

STOT(0.75000)

18:00:00

STODT(42004.74618055555556) 01 Jan 2015 17:54:30

STOT(`T173000` - `T093000`)

08:00:00

標準日付時刻値のシリアル日付時刻への変換

通常、標準日付時刻値のシリアル日付時刻への変換の必要はありません。シリアル日付時刻は、日付時刻保存と計算のために、Analytics によって内部的に使用されます。

標準日付時刻に対応するシリアル日付時刻値を表示する場合は、次の方法を使用します。

標準日付時刻値

変換式

対応するシリアル日付時刻

2015/01/01

`20150101`-`19000101`

42004

17:54:30

1.0000000000*((HOUR(`t175430`)*3600)+(MINUTE(`t175430`)*60)+SECOND(`t175430`))/86400

0.7461805556

 

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