データの検証
データの検証では、アクティブなテーブル内のデータの妥当性エラーを検証します。検証はテーブル内のデータがテーブル レイアウトに合致しており、指定されたデータ型に一致していることを確認します。
検証で実行されるチェック
検証では、次のチェックを実行します。
- 文字フィールドには、文字、数字、および記号などの、有効な印刷可能な文字のみが入っている
- 数値フィールドには、数字、小数点、および通貨記号などの、有効な数値文字のみが入っている
- 日付時刻フィールドが、有効な日付、日付時刻、または時刻を含んでいる。
エラーが検出された場合は、該当するレコード番号、フィールド名、および無効なデータの 16 進数コードが出力に含まれ、ログに記録されます。
手順
データが、指定したデータ型を含め、テーブル レイアウトと一致しているかを検証し、妥当性エラーを出力することができます。
- [メイン]タブで、次のいずれかを行います。
[検証フィールド]リストから検証するフィールドを選択します。
[検証フィールド]をクリックして、フィールドを選択するか、または式を作成します。
フィールドを選択する順序が、結果に表示する列の順序になります。
-
現在のビューの中に処理から除外したいレコードがある場合は、[If]テキスト ボックスに条件を指定します。直接入力するか、または[If]ボタンをクリックし、式ビルダーを利用して IF ステートメントを作成します。
メモ
If 条件は、任意の範囲オプション(First、Next、While)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。
- [出力]タブをクリックします。
- [出力先]パネルで、適切な出力オプションを選択します。
- 画面 – Analytics の表示領域に結果を表示するには、このオプションを選択します。出力レコードに多数のレコードが含まれている場合は、結果を画面に表示するよりファイルに保存した方が、処理が速く便利です。
- 印刷 – デフォルトのプリンターに結果を送信するには、このオプションを選択します。
- グラフ – 結果を基にグラフを作成し、それを Analytics 表示領域に表示するには、このオプションを選択します。
- ファイル – 結果をテキスト ファイルに保存または追加するには、このオプションを選択します。ファイルは Analytics の外部に保存されます。
メモ
当該の分析操作に対して適用されない出力オプションは無効になります。
- 出力の種類として[ファイル]を選択した場合は、[出力指定]パネルで次の情報を指定します。
- ファイルの種類 – オプションは、使用している Analytics のエディションに応じて、"ASCII テキスト ファイル" または "Unicode テキスト ファイル" のいずれかのみです。結果を新しいテキスト ファイルに保存するか、または既存のテキスト ファイルに追加します。
- 名前 – [名前]テキスト ボックスにファイル名を入力します。もしくは、[名前]ボタンをクリックして、[保存]または[ファイルを保存する名前]ダイアログ ボックスでファイル名を入力するか、既存のファイルに上書きまたは追加する場合はそのファイルを選択します。Analytics によってファイル名があらかじめ設定されている場合は、その設定されている名前を受け入れることも、あるいは変更することもできます。
また、絶対ファイル パスや相対ファイル パスを指定したり、別のフォルダーへ移動したり、プロジェクトの場所以外の場所にファイルを保存したり、その場所にあるファイルに追加したりすることもできます。たとえば、C:\Results\Output.txt または Results\Output.txt のように指定します。
- ローカル – 選択された状態で無効になっています。ファイルをローカルに保存するのが唯一のオプションです。
- [詳細]タブをクリックします。
- [適用範囲]パネルで、適切な出力オプションを選択します。
- すべて – デフォルトで、このオプションが選択されます。ビュー内のすべてのレコードを処理するように指定するには、選択されたままにしておきます。
- 先頭 – このオプションを選択してテキスト ボックスに数を入力すると、ビュー内の先頭レコードから処理が開始され、指定した件数のレコードのみが処理対象とされます。
- 次 – このオプションを選択してテキスト ボックスに数を入力すると、ビュー内で現在選択されているレコードから処理が開始され、指定した件数のレコードのみが処理対象とされます。行内のデータではなく、左端の列の実際のレコード番号が選択されている必要があります。
- While – WHILE ステートメントを使用して、特定の条件または条件のセットに基づいてビュー内のレコードの処理を制限するには、このオプションを選択します。[While]テキスト ボックスに条件を入力するか、または[While]ボタンをクリックし、式ビルダーを利用して WHILE ステートメントを作成することができます。
WHILE ステートメントでは、指定した条件が true と評価される間のみ、ビュー内のレコードを処理することができます。条件が false と評価されるとすぐに処理が終了し、それ以上レコードは判断されません。While オプションは、"すべて"、"先頭"、または "次" オプションと組み合わせて使用することができます。1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。
メモ
"先頭" または "次" オプションで指定されたレコード数は、テーブル内の物理的な順番またはインデックス順のレコードを参照するもので、ビューに適用されたフィルターやクイック ソートは一切無視します。ただし、分析操作の結果ではすべてのフィルターを考慮します。
ビューでクイック ソートが実行されている場合、"次" は "先頭" のように動作します。
- [エラー制限]テキスト ボックスで、列挙する無効なレコードの最大数を指定するか、またはデフォルトの 10 のままにしておきます。
制限に達すると、処理が停止され、その時点で検出されている無効なレコードが出力されます。
メモ:
エラー制限のデフォルト値は、[コマンド]タブを選択し、[エラー制限]の値を更新することによって変更できます。
]の順にクリックして[ - 出力の種類として[ファイル]を選択した場合、出力結果を既存のテキスト ファイルの末尾に追加するときは、[既存のファイルに追加する]を選択します。
- [OK]をクリックします。
- 上書きを確認するメッセージが表示されたら、適切なオプションを選択します。
自動検証を有効にする
Analytics で、テーブルを開くたびにデータが自動的に検証されるよう設定することができます。このオプションが有効な場合は、すべての Analytics テーブルに適用されます。
- [ ] の順にクリックします。
- [数値]タブをクリックします。
- [データを検証する]をオンにします。
- 無効なデータが含まれているフィールドを空白で表示したい場合は、[無効なデータを空白にする]をオンにします。このオプションをオンにしていない場合、無効なデータが含まれているフィールドには「###ERR###」が表示されます。
- [OK]をクリックします。