ソース データに含まれる日付および時刻データの書式

Analytics テーブルを定義する場合、日付、日付時刻または時刻データのソースにおける書式(入力書式)は、Analytics で自動的に認識される可能性があります。たとえば、Analytics は YYYYMMDD という書式になっている日付は自動的に認識します。ソースの書式が自動認識されない場合は、その書式を手動で指定する必要があります。

ソース書式と表示書式

ソースの日付時刻データの書式を指定することと、Analytics での日付時刻データの表示方法を指定することは同じではありません。ソース書式は、Analytics がソース ファイルで日付時刻データを読み取る方法を制御します。指定する書式文字とソース データの実際の書式が一対一で対応している必要があります。

Analytics でソースの日付時刻データが正しく定義されると、それをさまざまな書式で表示できるようになります。日付時刻データの表示にどのような書式を選択しても、そのソースの書式にはなんの影響もありません。

日付時刻データの表示に関する説明については、[日付と時刻]タブ([オプション]ダイアログ ボックス)を参照してください。

ソース書式を手動で指定する

データ定義ウィザードでテーブルを定義しているときに、手動で日付時刻ソース形式を指定できます。あるいは、Analytics の[テーブル レイアウト]ダイアログボックスで、後から書式を指定できます。

区切り文字を除き、ソース データの書式と完全に一致するように書式を指定し、Analytics でそのソース データが正しく表示されるようにする必要があります。

日付時刻の書式で区切り文字を指定するためのガイドライン

ソースの日付時刻データには多くの場合、次のような区切り文字が含まれています。

  • 年、月、日の各要素間のスラッシュ(/)などの文字
  • 時、分、秒の各要素間のコロン(:)などの文字
  • スペースまたは "T" などの文字 -日付時刻値の日付と時刻の間に入ります。
  • "T" などの文字または小数点 - 単独の時刻値時の前に付けられます。
  • プラス(+)またはマイナス(-)記号 - タイム ゾーン インジケーター付きのローカル時刻の場合、UTC オフセットの前に付けられます。

ソース データにあるこれらの区切り文字の中には、Analytics で自動的に認識されるものもあります。

日付時刻の書式で区切り文字を指定するときには、次のガイドラインに従ってください。区切り文字を省いたり、適切に指定しなかった場合は、日付時刻データが表示されないか、または正しく表示されません。

メモ

日付時刻の書式における特定の区切り文字の指定は、その文字の機能に応じて、必須省略可能、あるいは拒否される可能性があります。

区切り文字の機能

書式での指定

対象のソース データ

指定する書式

日付の日、月、年の要素を区切る

必須

31/12/2014

DD/MM/YYYY

時刻の時、分、秒の要素を区切る

省略可能

23:59:59

hh:mm:ss

hhmmss

日付時刻値の日付と時刻の部分を区切る

(スペース)

省略可能

31/12/2014 23:59:59

DD/MM/YYYY  hh:mm:ss

DD/MM/YYYYhh:mm:ss

DD/MM/YYYY  hhmmss

DD/MM/YYYYhhmmss

日付時刻値の日付と時刻の部分を区切る

(T または t)

拒否

31/12/2014T235959

DD/MM/YYYY  hhmmss

DD/MM/YYYYhhmmss

単独の時刻値の前に付ける

(T または t)

拒否

T235959

hhmmss

数値データ型を使用する日付時刻値の日付と時刻の部分を区切る

(小数点)

省略可能

31122014.235959

DDMMYYYY.hhmmss

DDMMYYYYhhmmss

数値データ型を使用する単独の時刻値の前に付ける

(小数点)

省略可能

.235959

.hhmmss

hhmmss

UTC オフセットの前に付ける

(プラスまたはマイナス記号)

必須

T235959-0500

hhmmss-hhmm

hhmmss+hhmm

日と時刻の区切り文字

Analytics がソース データから日付時刻値を読み込むためには、ソース データの日付と時刻の要素がスペースか区切り文字で区切られている必要があります。例:

  • 2014/12/31 23:59:59
  • 20141231.235959

日付時刻データ型、または文字データ型を使用する日付時刻値の場合、Analytics では以下の区切り文字を認識します。

  • <日付> <時刻> (スペース 1 つ)
  • <日付>T<時刻> (大文字の T)
  • <日付>t<時刻> (小文字の t)

数値データ型を使用する日付時刻値の場合、Analytics では次の区切り文字のみを認識します。

  • <日付>.<時刻> (小数点)

メモ

Analytics は日付時刻データ型または文字データ型を使用する日付時刻値を読み込むことができ、また、区切り文字としてピリオド(小数点)を用いることができます(<日付>.<時刻>)。ただし、ピリオドの区切り文字は、状況によっては結果が信頼性に欠けるため、正式にはサポートされません。

単独の時刻データ

Analytics がソース データから単独の時刻値(23:59:59 など)を読み込むためには、ソース データの時刻値の前にスペースまたは区切り文字が付けられているか、あるいはその時刻の各要素がコロンで区切られている必要があります。例:

  • 23:59:59
  • .235959

時刻データ型、または文字データ型を使用する日付時刻値の場合、Analytics では以下の区切り文字を認識します。

  • _<時刻> (スペース 1 つ)
  • T<時刻> (大文字の T)
  • t<時刻> (小文字の t)
  • <hh>:<mm>:<ss> (コロン)

数値データ型を使用する時刻値の場合、Analytics では次の区切り文字のみを認識します。

  • .<時刻> (小数点)

メモ

Analytics は、日付時刻データ型または文字データ型を使用し、区切り文字としてピリオド(小数点)を用いる(.<時刻>)時刻値を読み取ることができます。ただし、ピリオドの区切り文字は、状況によっては結果が信頼性に欠けるため、正式にはサポートされません。

日付書式

現在、さまざまな仕様の日付書式が使用されています。データ定義ウィザードテーブル レイアウト ダイアログ ボックスで、一般的な日付書式の中から書式を選択することができます。必要に応じて日付書式をソース データの書式と一致するように編集または作成することもできます。

日付書式は、日付データ、または日付時刻データの日付部分に適用されます。以下に、一般的な日付書式をいくつか示します。

一般的な日付書式

2014 年 12 月 31 日の場合

YYYY-MM-DD

ISO

2014-12-31

MM/DD/YYYY

アメリカ

12/31/2014

DD/MM/YYYY

DD.MM.YYYY

DD-MM-YYYY

ヨーロッパ

31/12/2014

31.12.2014

31-12-2014

YYDDD

ユリウス

14365

日、月、および年の文字

日付書式を定義するときに、ソース データのどの要素が年、月、日のそれぞれを表すのかを指定します。Analytics では、以下に示す書式文字を使用して、日付の年月日の要素を表します。

メモ

これらの文字はデフォルトです。[オプション]ダイアログボックスで変更できます。

スラッシュ記号(/)などの区切り文字がソース データに存在する場合は、同じ記号を日付書式内の同じ相対位置に挿入する必要があります。そうしないと、Analytics は日付を正しく解釈することができません。

書式文字

日付要素

DD

日(1 ~ 31)

DDD

ユリウス日(1 ~ 366)

MM

月(1 ~ 12)

MMM

月名(Jan ~ Dec)

YY

短い年書式(00 ~ 99)

YYYY

長い年書式(1900 ~ 9999)

ソース データに対する日付書式を指定する例

Analytics 日付書式

ソース データ

YYYY-MM-DD

2014-12-31

YYYYMMDD

20141231

MM/DD/YYYY

12/31/2014

MM/DD/YY

12/31/14

DD/MM/YYYY

31/12/2014

YYDDD

14365

MMM DD, YYYY

Dec 31, 2014

DD MMM YYYY

31 Dec 2014

時刻書式

Analytics では最も一般的な時刻書式の表記(hh:mm:ss)と、この書式の細かなバリエーションをサポートします。データ定義ウィザードテーブル レイアウト ダイアログ ボックスで、一般的な時刻書式の中から書式を選択することができます。必要に応じて時刻書式をソース データの書式と一致するように編集または作成することもできます。

時刻書式は、時刻データ、または日付時刻データの時刻部分に適用されます。

時間、分、および秒の文字

時刻書式を定義するときに、ソース データのどの要素が時、分、秒のそれぞれを表すのかを指定します。また、AM/PM インジケーターや UTC オフセット インジケーターが存在する場合は、それらの要素も指定します。Analytics では、以下に示す書式文字を使用して、時刻データのさまざまな要素を表します。

メモ

以下に示す時間、分、秒の文字はデフォルトです。[オプション]ダイアログボックスで変更できます。

書式文字

時刻要素

hh

時(00 ~ 23)

mm

分(00 ~ 59)

ss

秒(00 ~ 59)

: (コロン)

時刻要素の区切り文字

A または P

AM/PM インジケーター(A および P)

AM または PM

AM/PM インジケーター(AM および PM)

+ または -

UTC オフセット インジケーター(+ および -)

ソース データに対する時刻書式を指定する例

Analytics 時刻書式

ソース データ

hh:mm

23:59

hh:mm A

11:59 P

hhmm PM

1159 PM

hh:mm:ss

23:59:59

hh:mm:ss P

11:59:59 P

hhmmss AM

115959 PM

hh:mm:ss+hh:mm

23:59:59-05:00

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