ビューでの作業
以下のセクションでは、ビューで実行できるさまざまな処理について説明します。ほとんどの場合、Analytics の複数の場所で処理を実行できます。
ビュー処理を実行できる場所:
- [ビュー]タブ
- ナビゲーターの[総覧]タブ
- [テーブル プロパティ]ダイアログ ボックス
- [プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックス
ビューの作成
初めて Analytics テーブルを開くときには、デフォルト_ビュー という名前のビューが自動的に作成されます。このビューには、テーブル レイアウトに定義されているすべてのフィールドが、デフォルトのプロパティで含まれます。
このデフォルト ビューを変更して、別の名前で保存することによって新しいビューを作成できます。あるいは、新しい空のビューを作成し、列を追加して設定を定義することもできます。
以下の手順は、新しい空のビューを作成し、列を追加する方法を示しています。
- ビューを作成するテーブルを開きます。
- ビュー タブの下部にあるビューのボタンを右クリックし、[新規作成]を選択します。
- [ビューの追加]ダイアログ ボックスで、ビューの名前を入力して[OK]をクリックします。
メモ
ビューの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
- [列の追加]ダイアログ ボックスで、次のいずれかの作業を実行します。
- [すべて追加]をクリックして、テーブル レイアウトのすべてのフィールドをビューに追加する。
- [使用可能なフィールド]リストで個々のフィールドをクリックし、右矢印ボタンをクリックしてビューに追加する。 [使用可能なフィールド]リストで複数のフィールドを
- Ctrl キーを押しながらクリックし、右矢印ボタンをクリックしてビューに追加する。
- [式]をクリックして式ビルダーを開き、ビューに追加する式または演算フィールドを作成する。
- [選択済みのフィールド]リストにフィールドを追加した後、式を使ってその列を変更したい場合は、フィールドを選択し、[編集]をクリックして式ビルダーを開く。
- (省略可能)[選択したフィールド]リストで、1 つ以上のフィールドを選択し、上矢印
または下矢印
を使用して、フィールドを再配置します。 - [対象テーブル]ドロップダウン リストでテーブルを選択し、入れたいフィールドを[選択済みのフィールド]リストに追加することによって、任意の関連テーブルからフィールドを追加することができます。
- [OK]をクリックします。
ビューを開く
初めて Analytics テーブルを開くときには、デフォルト_ビュー という名前のビューが自動的に作成され、開きます。このビューにはテーブル レイアウトに定義されているすべてのフィールドが含まれています。
複数のビューが関連付けられているテーブルを開くときは、前回アクティブであったビューが自動的に開きます。
また、テーブルに関連付けられたビューを手動で開くこともできます。
- ナビゲーターで、開きたいビューがあるテーブルをダブルクリックします。
Analytics は、前回アクティブであったビューを表示します。
- 別のビューを開くには、[ビュー]タブの下部にある該当する[ビュー]ボタンをクリックします。
ビューが開き、アクティブなビューのボタンが強調表示されます。
ビューへの変更の保存
ビューを変更した場合、その変更を既存のビューに保存するか、または変更したビューを新しいビューとして保存し、元のビューは変更されていない状態のままにしておくことができます。
既存のビューでの変更の保存
- []の順にクリックします。
- 確認ダイアログ ボックスで、[はい]をクリックします。
以下の操作を行った場合は、既存のビューに変更を保存するように求められます。
- 別のビューに切り替える
- テーブルを閉じる
- 別のテーブルを開く
新しいビューとして変更を保存する
- ビュー タブの下部にある強調表示されているビューのボタンを右クリックし、[名前を付けて保存]を選択します。
- [ビューを別名で保存]ダイアログ ボックスで、新しいビューの名前を入力して[OK]をクリックします。
新しいビューが作成されて、自動的に開きます。元のビューは変更されません。
ビュー名を変更する
ビューの目的や、ビューに表示される情報をわかりやすくするために、ビューの名前を変更することができます。
ビューの名前の変更は、ビュー タブ、またはナビゲーターの[総覧]タブを使用して行えます。多数のビュー名を変更する必要がある場合、[概要]タブがより便利です。
メモ
ビューの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
[ビュー]タブを使用したビュー名の変更
- 名前を変更したいビューのあるテーブルを開きます。
- ビュー タブの下部にあるビューのボタンを右クリックし、[名前の変更]を選択します。
- [ビュー名の変更]ダイアログ ボックスで新しい名前を入力して、[OK]をクリックします。
[概要]タブを使用したビュー名の変更
- 名前を変更したいビューのあるテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブでテーブルを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ビュー]タブをクリックします。
- 名前を変更するビューを選択し、[名前変更]をクリックします。
- [ビュー名の変更]ダイアログ ボックスで新しい名前を入力して、[OK]をクリックします。
- (省略可能)名前を変更する他のビューで手順を繰り返します。
- [OK]をクリックして[テーブル プロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。
ビューをコピーする
ビューをコピーして、同一のビューを同じ Analytics テーブルと関連付け、その後、コピーしたビューを変更することができます。Analytics プロジェクト内のテーブル間でビューをコピーすることもできます。
ヒント
ビューをコピーして変更する方が、新しいビューを一から作成するよりも簡単な場合があります。
ビューのコピーは、ビュー タブ、またはナビゲーターの[総覧]タブを使用して行えます。複数のコピーを作成する必要がある場合は、[概要]タブがより便利です。
[ビュー]タブを使用したビューのコピー
- コピーしたいビューのあるテーブルを開きます。
- ビュー タブの下部にあるビューのボタンを右クリックし、[名前を付けて保存]を選択します。
- [ビューを別名で保存]ダイアログ ボックスで、コピーされたビューの名前を入力して[OK]をクリックします。
[概要]タブを使用したビューのコピー
- コピーしたいビューのあるテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブでテーブルを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ビュー]タブをクリックします。
- コピーするビューを選択し、[コピー]をクリックします。
増分する数値のサフィックスが付いたビューのコピーが作成されます。
- (省略可能)手順を繰り返し、同じビューの複数のコピーを作成するか、別のビューをコピーします。
- [OK]をクリックして[テーブル プロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。
別のプロジェクトのテーブルからビューをコピーする
メモ
テーブル間でビューをコピーする場合、コピー先のテーブルに、ビューに指定されているすべてのフィールドが含まれていない場合は、「未定義」として 1 つ以上のフィールドが列挙されたエラー メッセージを受け取ります。そのビューを使用することはできるかもしれませんが、未定義フィールドに関連付けられているビュー列は表示されません。
- コピーされたビューを格納するテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブで Analytics プロジェクトを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
Analytics プロジェクトは、ツリー ビューにおける最上位のフォルダーです。
- [ビュー]タブをクリックします。
- コピーするビューを選択し、[適用]、[OK]の順にクリックします。
別の Analytics プロジェクトからビューをコピーする
ある Analytics プロジェクトから別のプロジェクトへビューをコピーすることができます。これは、両方のプロジェクトに類似したテーブルがあり、新しいビューを一から作成するのではなく、ビューを再利用したい場合に役立ちます。同時に単一のビュー、または複数のビューをコピーできます。
コピー先のプロジェクトでテーブルが開いている場合、コピーしたビューは、その開いているテーブルに自動的に関連付けられます。テーブルが開いていない場合は、コピーしたビューはプロジェクトに追加され、後でテーブルに関連付けることができます。
コピーしたビューが、プロジェクト内の既存のビューと同じ名前である場合は、コピーしたビュー名の末尾に増分数字が付けられます。
メモ
テーブル間でビューをコピーする場合、コピー先のテーブルに、ビューに指定されているすべてのフィールドが含まれていない場合は、「未定義」として 1 つ以上のフィールドが列挙されたエラー メッセージを受け取ります。そのビューを使用することはできるかもしれませんが、未定義フィールドに関連付けられているビュー列は表示されません。
ビューをコピーする
- コピーされたビューを格納するプロジェクトを開きます。
- 次のいずれかを実行します。
- コピーしたビューとテーブルを直ちに関連付けたい場合は、そのテーブルを開きます。
- コピーしたビューとテーブルを後で関連付けたい場合は、コピー先のプロジェクト内のテーブルがすべて閉じていることを確認します。
2 番目の方法は、複数のビューをコピーして、さまざなまテーブルと関連付けるつもりである場合に使用します。
- ナビゲーターの[総覧]タブで、Analytics プロジェクトのエントリまたはプロジェクト フォルダーを右クリックし、[]を選択します。
Analytics プロジェクトは、ツリー ビューにおける最上位のフォルダーです。
- [プロジェクト ファイルの場所]ダイアログ ボックスで、ビューのコピー元とする Analytics プロジェクトを探して選択し、[開く]をクリックします。
- [インポート]ダイアログ ボックスで、次のいずれかの作業を行って、1 つ以上のビューを[インポート先 <プロジェクト名>]リストに追加します。
- ビューをダブルクリックする。 複数のビューを
- Ctrl キーを押しながらクリックし、右矢印ボタンをクリックする。
- [すべて追加]をクリックして、すべてのビューを追加する。
[インポート先 <プロジェクト名>]リストからビューを削除するには、個々のビューをダブルクリックするか、複数のビューを Ctrl キーを押しながらクリックした後に左矢印ボタンをクリックするか、または[すべてクリア]をクリックします。
- [OK]をクリックして、コピー先のプロジェクトにビューをコピーします。
テーブルが開いている場合、ビューはそのテーブルに関連付けられます。
ビューの関連付け
テーブルとの関連付けをしないで 1 つ以上のビューをコピーした場合は、次のようにしてビューとテーブルを関連付けます。
- 適切なテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブで Analytics プロジェクトを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ビュー]タブをクリックします。
- テーブルと関連付けるビューを選択し、[適用]、[OK]の順にクリックします。
ビューをインポートする
個別の .rpt ファイルとして Analytics プロジェクトの外部に存在するビューをインポートすることができます。これにより、新しいビューを一から作成するのではなく、ビューを再利用することが可能になります。一度にインポートできるビューは 1 つだけです。
ビューをインポートするときにプロジェクトでテーブルが開いている場合、インポートしたビューは、その開いているテーブルに自動的に関連付けられます。テーブルが開いていない場合は、インポートしたビューはプロジェクトに追加され、後でテーブルに関連付けることができます。
インポートしたビューが、プロジェクト内の既存のビューと同じ名前である場合は、インポートしたビュー名の末尾に増分数字が付けられます。
メモ
インポートしたビューと関連付けるテーブルに、ビューに指定されているすべてのフィールドが含まれていない場合は、「未定義」として 1 つ以上のフィールドが列挙されたエラー メッセージを受け取ります。そのビューを使用することはできるかもしれませんが、未定義フィールドに関連付けられているビュー列は表示されません。
ビューをインポートする
- ナビゲーターの[総覧]タブで、Analytics プロジェクトのエントリを右クリックし、[]を選択します。
Analytics プロジェクトは、ツリー ビューにおける最上位のフォルダーです。
- [プロジェクト]ダイアログ ボックスで、ビュー ファイル(.rpt)を探して選択し、[開く]をクリックします。
- 確認ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。
プロジェクトにビューがインポートされます。テーブルが開いている場合、ビューはそのテーブルに関連付けられます。
ビューの関連付け
テーブルとの関連付けをしないでビューをインポートした場合は、次のようにしてビューとテーブルを関連付けます。
- 適切なテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブで Analytics プロジェクトを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ビュー]タブをクリックします。
- インポートしたビューを選択し、[適用]、[OK]の順にクリックします。
ビューをエクスポートする
ビューは、Analytics プロジェクトの外部に保存される個別の .rpt ファイルとしてエクスポートすることができます。個別ファイルとしてエクスポートされたビューは、Analytics プロジェクトに後からインポートすることができます。これにより、新しいビューを一から作成するのではなく、ビューを再利用することが可能になります。一度にエクスポートできるビューは 1 つだけです。
- ビューに関連付けられているテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブでテーブルを右クリックし、[]を選択します。
- エクスポートするビューを選択して[エクスポート]をクリックします。
- [名前を付けて保存]ダイアログ ボックスで、ビューを保存する場所を選択し、必要であればビューの名前を変更して、[保存]をクリックします。確認ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
指定した場所にビューがエクスポートされます。
メモ
ビュー名を 64 文字の英数字(.rpt 拡張子を含まない)に制限し、ビューが Analytics にインポートされるときに名前が切り捨てられないようにします。
名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。先頭に数字を使用することもできません。特殊文字、スペース、先頭の数字はすべて、ビューのインポート時にアンダースコア文字に置換されます。
- [OK]をクリックして[テーブル プロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。
ビューを削除する
いつでも必要に応じて、テーブルに関連付けられている個々のビューを削除することができます。ただし、テーブルには関連付けられているビューが必ず 1 つはなければなりません。Analytics は、テーブルに関連付けられている最後のビューが削除されないようにしています。
ビューを削除しても、テーブル レイアウトや関連するデータ ファイルへの影響はありません。ビューの削除は、ビュー タブ、またはナビゲーターの[総覧]タブを使用して行えます。
[ビュー]タブを使用したビューの削除
- 削除したいビューのあるテーブルを開きます。
- ビュー タブの下部にあるビューのボタンを右クリックし、[削除]を選択します。
- 確認ダイアログ ボックスで、[削除]をクリックします。
[概要]タブを使用したビューの削除
- 削除したいビューのあるテーブルを開きます。
- ナビゲーターの[総覧]タブでテーブルを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ビュー]タブをクリックします。
- 削除するビューを選択し、[削除]をクリックします。
ビューは、現在アクティブである場合には削除できません。
- 確認ダイアログ ボックスで、[削除]をクリックします。
- [OK]をクリックして[テーブル プロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。