キー フィールドについて

キー フィールドを使用する Analytics の操作を以下に示します。

• 結合
• 関連付け
• マージ
• 並べ替え
• インデックス

「キー フィールド」という用語にはさまざまな意味があり、実行される操作に応じて、キー フィールドは異なる機能を持つことができます。Analytics におけるキー フィールドは、リレーショナル データベース用語におけるキー フィールドの典型的な定義とも若干異なります。

結合、関連付け、またはマージにおけるキー フィールド

Analytics における結合、関連付け、およびマージの操作は、すべて 2 つ以上のテーブルのデータを結合するものです。この場合の「キー フィールド」は、2 つのテーブルを結び付ける共通のフィールドを指します。そのフィールドの値が比較され照合されます。マージの場合は、比較して 1 つにまとめられます。

Analytics でデータを結合するための別の方法である [最後に追加] では、キー フィールドを使用しません。

主テーブル、副テーブル、キー フィールド

結合またはマージを行うときに開いている最初のテーブルが主テーブルとなり、選択したキー フィールドが主キー フィールドとなります。2 番目に開いたテーブルが副テーブルとなり、選択したキー フィールドが副キー フィールドとなります。

テーブルを関連付ける場合、主は「親」と呼ばれ、副は「子」と呼ばれます。

データを結合するとき、主と副のテーブルおよびキー フィールドは自由に選択できます。Analytics は、キー フィールドのペアが同一のデータ構造であることを必要とする場合でも、フィールドの特定の選択を強制しません。

ソースデータから保持されない一意キーと外部キーの指定

Analytics にインポートされたデータ、または Analytics サーバーに存在するデータは、非リレーショナルのフラット ファイル（.fil ファイル）に格納されています。.fil ファイルでは、以前に、リレーショナル データベースの主キー、一意キー、外部キー、または副キーとして機能していたかもしれないフィールドが、キーでないフィールドと何ら異なる扱いを受けません。

Analytics コマンドで、リレーショナル データベースの主キー（従業員 ID など）のみが、Analytics テーブルでキーを指定するときに、主キーまたは親キーとなります。ユーザーは、Analytics で結合や関係を構築する方法について決定を下すとき、どのフィールドがソース データベースの主キーや一意キーであったかを知る必要があるかもしれません。しかし、Analytics にはこの情報が格納されていません。

同じ状況が、Analytics データベース プロファイルを使用して、直接データベース テーブルにアクセスするときにも当てはまります。Analytics は、データベースのどのフィールドがキー フィールドであるかについて情報を持っていないので、データベース クエリを構築する際は、自身でこの情報を知る必要があります。

Analytics キーフィールドは一意性が強制されない

Analytics は、Analytics コマンドで、指定するキー フィールドに一意性を強制しません。主キーフィールドと服キーフィールドの両方に同じ値が存在できます。

並べ替えまたはインデックス作成におけるキー フィールド

Analytics における並べ替えおよびインデックス作成は、テーブルにシーケンシャルな順序を強要する、単一テーブルの操作です。この場合の「キー フィールド」は、並べ替えまたはインデックス付けの基礎となるフィールド、並べ替えまたはインデックスの基準とするフィールドを指します。

「並べ替えキー」または「インデックスキー」と同等です

Analytics におけるソート キー フィールドやインデックス キー フィールドは、一般的なコンピューター用語またはデータベース用語における「ソート キー」や「インデックス キー」に相当します。一意性は強制されません。

データを並べ替えたりインデックス付けしたりするとき、キー フィールドは自由に選択できます。元のソース データのソート キーまたはインデックス キーであった可能性のあるフィールドについて、それらのフィールドの値が現状でもシーケンシャル順であるとしても、Analytics にはフィールドに関する情報が何も格納されていません。

キーおよび入れ子になった並べ替えまたはインデックス

並べ替えやインデックスが入れ子になっている場合、「主」のソートまたはインデックス キーは、「副」のソートまたはインデックス キーよりも優先されます。主キーと副キーは、単にそれらを選んだ順番によって確定されます。