Analytics テーブルの構造

Analytics のデータはテーブルに格納されています。Analytics でデータを表示、分析しているときは、Analytics テーブルで作業を行っていることになります。Analytics テーブルは、次の 3 つの部分から成る構造をしています。

  • ソース データ ファイル
  • テーブル レイアウト
  • 1 つ以上のビュー

Analytics テーブルがどのように構造化されているか理解することは、Analytics で効率的に作業を行う基本です。以下の図は Analytics テーブルの構造を示します。

ソース データ ファイル

ソース データ ファイルには、フィールド名などの Analytics 書式情報を持たない、生データが入っています。生データは Analytics プロジェクトの外部に存在します。Analytics プロジェクトと同じ Windows フォルダーに存在してもかまいませんし、同じコンピューター上やネットワークの場所、あるいはデータベース内のどこか別の場所にあってもかまいません。

Analytics ソース データ ファイル

ほとんどの場合、Analytics テーブルを新規作成するときに、Analytics が新しい Analytics ソース データ ファイルにソース データのコピーとインポートを行い、このファイルを拡張子 .fil のフラット ファイル形式で保存します。.fil ファイルが Analytics テーブルのベースとなります。

フラット ファイル形式は、固定長のフィールドと、固定長あるいはキャリッジ リターンおよびライン フィードのコードによって識別されるレコードを持っている、解釈が容易な形式です。

.dbf ファイルや .txt ファイルなどのいくつかの場合では、Analytics は既存のソース データ ファイルに直接接続できるため、.fil ファイルは必要なく、作成されません。

テーブル レイアウト

テーブル レイアウトはソース データ ファイルの生データの構造化された解釈です。テーブル レイアウトは、フィールド定義などのメタデータを含んでいます。フィールド定義では、フィールド名、フィールドの開始位置、フィールドの長さ、フィールドのデータ型などを指定します。

Analytics は生データの意味を理解するためにテーブル レイアウトを必要とします。テーブル レイアウトでは、ソース データ ファイルの場所も指定します。テーブル レイアウトは Analytics プロジェクト ファイル(.acl)の一部です。

詳細については、テーブル レイアウトを使用したデータの構造化を参照してください。

1 つ以上のビュー

ビューは、名前が付けられた列と番号付きのレコードの配列で、テーブル レイアウトから構造化されたデータを表示するものです。Analytics のメイン ウィンドウでデータを確認するときには、ビューを見ていることになります。

同じテーブルに対して、列の選択や配置が異なる複数のビューを作成することができます。ビューは Analytics プロジェクト ファイル(.acl)の一部です。

また、ビューは Analytics レポートのデータの書式設定も行います。

詳細については、テーブル ビューでデータを表示するを参照してください。

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