Analytics コマンド

すべての Analytics コマンドの一覧と概要を以下に示します。コマンド名をクリックすると、詳細が表示されます。

インポートとエクスポート

コマンド 説明
ACCESSDATA

さまざまな ODBC 準拠データ ソースからデータをインポートします。

64 ビットと 32 ビットのどちらの ODBC ドライバーを使用するかによって、このコマンドは ACCESSDATA64 または ACCESSDATA32 という形を取ります。

DEFINE TABLE DB

AX コネクターを使用してデータベース テーブルに接続し、Analytics サーバー テーブルを定義します。Microsoft SQL Server、Oracle、DB2 データベースに接続することができます。

EXPORT

指定されたファイル形式に、または HighBond 内のリザルトに、Analytics からデータをエクスポートします。

IMPORT ACCESS

Microsoft Access データベース ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT DELIMITED

区切り文字付きテキスト ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT EXCEL

Microsoft Excel ワークシートまたは名前付き範囲を定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT GRCPROJECT

HighBond プロジェクト テーブルをインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT GRCRESULTS

HighBond のリザルト テーブルまたは解釈をインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT MULTIEXCEL

複数の Microsoft Excel ワークシートまたは名前付き範囲を定義およびインポートして、複数の Analytics テーブルを作成します。

IMPORT ODBC

ODBC データソースからデータを定義およびインポートし、Analytics テーブルを作成します。

ODBC は Open Database Connectivity であり、データベースにアクセスするための標準的な方法です。

IMPORT PDF

Adobe PDF ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT PRINT

印刷イメージ(レポート)ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT SAP

Direct Link を使用して、SAP システムからデータをインポートし、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT XBRL

XBRL ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

IMPORT XML

XML ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。

RETRIEVE

バックグラウンド処理に送信された Direct Link クエリの結果を取得します。

データのプロファイルと検証

コマンド 説明
BENFORD

フィールドに表示される最初の桁(1 ~ 9)や最初の桁の組み合わせの数をカウントし、実数と予測数を比較します。予測数はベンフォードの法則によって計算されます。

COUNT

現在のビュー内のレコードの合計数や、指定した条件を満たすレコード件数をカウントします。

DUPLICATES

重複値または重複レコードが Analytics テーブル内に存在するかどうかを検出します。

FUZZYDUP

文字フィールドでほぼ同一の値(あいまい重複)を検出します。

GAPS

Analytics テーブルの数値または日付時刻フィールドに 1 つ以上のギャップが連続して含まれるかどうかを検出します。

OUTLIERS

数値型フィールドにおける統計上の異常値を検出します。異常値の検出対象は、数値型フィールド全体であるか、あるいは 1 つまたは複数の文字型、数値型、または日付時刻型キー フィールドの値に基づく複数のグループです。

PROFILE

Analytics テーブルで 1 つまたは複数の数値フィールドまたは数値式について要約統計値を生成します。

SEQUENCE

Analytics テーブル内の 1 つ以上のフィールドが順番どおりに整列されているかどうかを確認したり、順序が正しくない項目を識別したりします。

STATISTICS

Analytics テーブルで、1 つ以上の数値または日付時刻フィールドについて統計計算します。

TOTAL

Analytics テーブルの 1 つ以上のフィールドの合計値を計算します。

VERIFY

Analytics テーブル中のデータがテーブル レイアウトのフィールド定義と一致していることを確認することにより、1 つ以上の Analytics テーブルのデータの妥当性エラーをチェックします。

データの並べ替え

コマンド 説明
INDEX

物理的ではなく連続的な順番でレコードへのアクセスを可能にする、Analytics テーブルのインデックスを作成します。

SORT

Analytics テーブルのレコードを、指定されたキーに基づいて昇順または降順に並べ替えます。結果は新しい物理的に並べ替えられた Analytics テーブルに出力されます。

データのグループ化

コマンド 説明
AGE

日付または日付時刻フィールドの値に基づいて、レコードを年齢調べ間隔でグループ化します。各期間のレコード数をカウントし、指定した数値フィールドの小計を期間ごとに求めます。

CLASSIFY

文字または数値フィールドの等しい値に基づいてレコードをグループ化する各グループのレコード数をカウントし、指定した数値フィールドの小計をグループごとに求めます。

CLUSTER

1 つ以上の数値フィールドの類似した値に基づいて、レコードをクラスターにグループ化します。クラスターは単次元または多次元です。

CROSSTAB

2 つ以上の文字または数値フィールドの値の等しい組み合わせに基づいてレコードをグループ化し、結果のグループを行と列のグリッドに表示します。各グループのレコード数をカウントし、指定した数値フィールドの小計をグループごとに求めます。

HISTOGRAM

文字フィールドまたは数値フィールドの値に基づいてレコードをグループ化し、各グループ内のレコード数をカウントして、グループとカウントを棒グラフで表します。

OUTLIERS

数値型フィールドにおける統計上の異常値を検出します。異常値の検出対象は、数値型フィールド全体であるか、あるいは 1 つまたは複数の文字型、数値型、または日付時刻型キー フィールドの値に基づく複数のグループです。

STRATIFY

数値フィールドの値に基づいて、レコードを数値間隔でグループ化します。各間隔のレコード数をカウントし、指定した数値フィールドの小計を間隔ごとに求めます。

SUMMARIZE

1 つ以上の文字フィールド、数値フィールド、または日付時刻フィールドの同じ値に基づいて、レコードをグループ分けします。各グループのレコード数をカウントし、指定した数値フィールドの小計をグループごとに求めます。

データの結合

コマンド 説明
APPEND

2 つ以上の Analytics テーブルからのレコードを結合するには、それらのレコードを新しい Analytics テーブルに追加します。

DEFINE RELATION

2 つの Analytics テーブル間の関連付けを定義します。

EXTRACT

Analytics テーブルからデータを抽出し、それを新しい Analytics テーブルに出力するか、または既存の Analytics テーブルへ追加します。レコード全体または選択したフィールドを抽出することができます。

FUZZYJOIN

曖昧一致を使用して、2 つの Analytics テーブルのフィールドを組み合わせて 1 つの新しい Analytics テーブルにします。

JOIN

2 つの Analytics テーブルのフィールドを連結して 1 つの新しい Analytics テーブルにします。

MERGE

同一の構造を持つ 2 つの並べ替え済み Analytics テーブルのレコードを結合して、元のテーブルと同じ並べ替え順になっている新しい Analytics テーブルに出力します。

サンプル データ

コマンド 説明
CVSPREPARE

母集団を階層化し、各層の統計的に有効なサンプル サイズを従来の変数サンプリングのために計算します。

CVSSAMPLE

従来の変数サンプリング方法を使用して、レコードのサンプルを抽出します。

CVSEVALUATE

従来の変数サンプリングのために、サンプル分析の結果を母集団全体に対して推定するための 4 つの方法があります。

SIZE

金額単位のサンプリングまたはレコードのサンプリングに対し、統計的に有効なサンプル サイズおよびサンプル間隔を計算します。

SAMPLE

レコード サンプリングまたは金額単位サンプリング方法を使用して、レコードのサンプルを抽出します。

EVALUATE

レコード サンプリングまたは金額単位サンプリングでは、サンプリングされたデータで決定された誤謬を基に母集団全体を予測し、逸脱率の上限または誤謬額を計算します。

機械学習

コマンド 説明
CLUSTER

1 つ以上の数値フィールドの類似した値に基づいて、レコードをクラスターにグループ化します。クラスターは単次元または多次元です。

TRAIN

自動的な機械学習を使用して、トレーニング データ セットに対する最適の予測モデルを作成します。

PREDICT

予測モデルをラベルがないデータ セットに適用し、個別のレコードに関連付けられたクラスまたは数値を予測します。

フィールド、レコード、テーブル

コマンド 説明
ACTIVATE

Analytics ワークスペースに保存されたフィールド定義を Analytics テーブル レイアウトのフィールド定義の既存のセットに追加します。

CREATE LAYOUT

特定のスクリプト作成状況で必要になる場合がある、空の Analytics テーブル レイアウトを作成します。

DEFINE COLUMN

1 つ以上の列を作成し、既存のビューに追加します。

DEFINE FIELD

Analytics テーブル レイアウトで物理データ フィールドを定義します。

DEFINE FIELD COMPUTED

Analytics テーブル レイアウトの演算フィールドを定義します。

DEFINE REPORT

新しいビューを作成するか、既存のビューを開きます。

DEFINE VIEW

新しいビューの定義または既存のビューを上書します。

EXTRACT

Analytics テーブルからデータを抽出し、それを新しい Analytics テーブルに出力するか、または既存の Analytics テーブルへ追加します。レコード全体または選択したフィールドを抽出することができます。

FIELDSHIFT

テーブル レイアウトでフィールド定義の開始位置を変更します。

FIND

インデックス付き文字フィールドで、指定した文字列と一致する最初の値を検索します。

IMPORT LAYOUT

外部のテーブル レイアウト ファイル(.layout)を Analytics プロジェクトにインポートします。

LIST

Analytics テーブルの 1 つ以上のフィールドのデータを、列で書式設定されたディスプレイに出力します。

LOCATE

指定された値または条件に一致する最初のレコードを検索するか、または指定されたレコード番号に移動します。

NOTES

Analytics テーブル内の個々のレコードに関連付けられている注釈(ノート)を作成、編集、または削除します。

OPEN

Analytics テーブルおよび関連するデータ ファイルを開きます。

REFRESH

関連するデータ ソースを基に、Analytics テーブル内のデータを更新します。

SAVE

Analytics テーブルのコピーを作成してそれを別の名前で保存したり、Analytics プロジェクトを保存します。

SAVE LAYOUT

Analytics テーブル レイアウトを外部のテーブル レイアウト ファイル(.layout)に保存するため、またはテーブル レイアウトのメタデータを Analytics テーブルに保存します。

SAVE TABLELIST

Analytics  プロジェクトのすべてのテーブルのリストを Analytics テーブルまたは CSV ファイルに保存します。

SAVE WORKSPACE

ワークスペースを作成して保存します。

SEEK

インデックス付き文字フィールドで、指定した文字式または文字列と一致する最初の値を検索します。

TOP

Analytics テーブルの最初のレコードに移動します。

ユーザー操作と一般的なスクリプト

コマンド 説明
ACCEPT

1 つ以上のスクリプト入力値をインタラクティブにユーザーに確認するダイアログ ボックスを作成します。各入力値は名前付き文字変数に格納されます。

ASSIGN

変数を作成し、変数に値を割り当てます。

CALCULATE

1 つ以上の式の値を計算します。

CLOSE

Analytics のテーブル、インデックス ファイル、またはログ ファイルを閉じ、スクリプト記録セッションを終了します。

COMMENT

処理に影響を与えずに、スクリプトに注釈を追加します。

DELETE

Analytics プロジェクト項目、テーブル レイアウトのフィールド、変数、1 つ以上のテーブル履歴エントリ、テーブル間の関係、または Windows フォルダーのファイルを削除します。ビューの列も削除します。

DIALOG

1 つ以上のスクリプト入力値をインタラクティブにユーザーに確認するカスタム ダイアログ ボックスを作成します。各入力値は名前付き変数に格納されます。

DO SCRIPT

ACL スクリプト内から第 2 のまたは外部スクリプトを実行します。

ESCAPE

Analytics を終了することなく、処理中のスクリプト、あるいはすべてのスクリプトを終了します。

EXECUTE

Analytics の外部にあるアプリケーションやプロセスを実行します。Windows の Run コマンドをエミュレートします。Windows のコマンド プロンプトを操作するために使用できます。

GROUP

テーブルの次のレコードに移動する前に、テーブルを 1 回通過するだけで、レコードに対して 1 つ以上の ACLScript コマンドを実行します。コマンド実行は条件によって制御できます。

IF

コマンドを実行するために true と評価する必要のある条件を指定します。

LOOP

指定された条件が真と評価されている間、一連の ACLScript コマンドをレコードで繰り返し実行します。

NOTIFY

電子メール通知メッセージを送信します。

PASSWORD

スクリプトの実行中にパスワードの入力をユーザーに求めるために、パスワード値を含まないパスワード定義を作成します。

PAUSE

スクリプトを一時停止し、ユーザーのダイアログ ボックスに情報を表示します。

RCOMMAND

Analytics テーブルを外部 R スクリプトにデータ フレームとして渡し、外部 R スクリプトからの出力を使用して、Analytics プロジェクトで新しいテーブルを作成します。

RENAME

Analytics プロジェクト項目またはファイルの名前を変更します。

SET

構成可能な Analytics オプションを設定します。

レポート

コマンド 説明
DO REPORT

指定された Analytics レポートを生成します。

PRINT

テキスト ファイル、Analytics ログ ファイル、その他外部ファイルとしてエクスポートされた Analytics プロジェクト項目(スクリプト(.aclscript)、テーブル(.layout)、ワークスペース(.wsp)など)を印刷します。コマンドで生成されたグラフも印刷できます。

REPORT

開いている Analytics テーブルに基づき、レポートを書式設定し、生成します。

ファイルとシステム

コマンド 説明
DIRECTORY

指定されたディレクトリ内のファイルとフォルダーの一覧を生成します。

DISPLAY

指定された Analytics 項目タイプの情報を表示します。式の結果、または関数の出力も表示できます。

DUMP

ファイルや現在のレコードの内容を 16 進、ASCII、および EBCDIC 文字エンコードで表示します。

HELP

Analytics ヘルプ文書をブラウザーで起動します。

QUIT

現在のセッションを終了し、Analytics を終了します。

RANDOM

一連の乱数を生成します。

SAVE LOG

コマンド ログ全体、または現在の Analytics セッションのログ エントリを、外部ファイルに保存します。

Analytics 14.1 ヘルプ