CALCULATE コマンド
1 つ以上の式の値を計算します。
構文
CALCULATE {式 <AS 結果ラベル> <,...n>
パラメーター
名前 | 説明 |
---|---|
式 |
計算する式。 式は次の 4 種類のいずれかにすることができます。
式が複数ある場合は、カンマで区切ります。 CALCULATE 4.7 * 18.5, 1 + 2, "a" + "b" |
AS 結果ラベル 省略可能 |
画面と Analytics コマンド ログに表示する結果の名前。 結果ラベル パラメーターには、引用符で囲まれた文字列か有効な文字式を指定する必要があります。 このパラメーターを指定しない場合は、計算を行う式が結果名として使用されます。 |
例
単純な計算を行う
CALCULATE を使用して、4.70 を 18.50 で乗算し、結果の 86.95 を返します。
CALCULATE 4.70 * 18.50
計算結果に名前を付ける
定義済みの販売価格と単価のフィールドを使って、現在選択されているレコードの粗利益を導出するには、CALCULATE を使用します。
CALCULATE 販売価格 - 単価 AS "Margin"
結果は画面とログで、"Margin" と表示されます。
備考
機能の仕組み
CALCULATE には、Analytics の関数、変数、および現在選択されているレコード内データにアクセスしながら計算する機能があります。
コマンドの出力
CALCULATE をどこで実行するかによって、異なる場所に結果が出力されます。
- コマンド ラインでコマンドを入力した場合:結果は画面に表示されます。
- スクリプト内でコマンドを使用した場合:結果はログに記録されます。
結果ラベル パラメーターの値は変数ではないのでスクリプト内で使用できません。 これは単に画面またはログで計算を識別するために使用されます。
出力における小数点以下桁数
数値計算の結果の小数位は、式の中で小数位が最も多い式要素と同じになります。
1 が返されます。
CALCULATE 365/52/7
1.0027 が返されます。
CALCULATE 365.0000/52/7
テーブル入力の操作
式にフィールド値が含まれる場合は、そのフィールドが属するテーブルを開いておく必要があります。 CALCULATE コマンドで分析するレコードに移動するためには、FIND、SEEK、または LOCATE コマンドを使用することができます。