COUNT コマンド

現在のビュー内のレコードの合計数や、指定した条件を満たすレコード件数をカウントします。

構文

COUNT <IF テスト> <WHILE テスト> <FIRST 範囲|NEXT 範囲>

パラメーター

名前 説明
IF テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。

メモ

IF パラメーターは、任意の範囲パラメーター(WHILE、FIRST、NEXT)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。

WHILE テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。

メモ

WHILE を FIRST または NEXT とともに使用する場合は、1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。

FIRST 範囲 | NEXT 範囲

省略可能

処理するレコード数:

  • FIRST 指定されたレコード数に達するまで、最初のレコードから処理を開始します
  • NEXT 指定されたレコード数に達するまで、現在選択されているレコードから処理を開始します

範囲は処理するレコード数を指定します。

FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。

Analytics の出力変数

名前 含む
COUNTn

コマンドによって計算されたレコード数。

  • 変数名が COUNT1 の場合、それは最近実行されたコマンドのレコード数を格納しています。
  • 変数名 COUNTnn が 1 より大きい場合、変数は GROUP コマンドの内で実行されたコマンドのレコード数を格納しています。

    n の値は GROUP 内のコマンドの行番号に基づいて割り当てられます。 たとえば、コマンドが GROUP コマンドの 1 行下にある場合、値は COUNT2 が割り当てられます。 コマンドが GROUP コマンドの 4 行下にある場合、値は COUNT5 が割り当てられます。

COUNT1 を保管する

COUNT コマンドの結果は COUNT1 出力変数に保管されます。 この変数の値を取得してユーザー定義変数に保管することができます。

COUNT コマンドが実行されるたびに、COUNT1 変数が上書きされます。したがって、この変数の値は、テーブルにフィルターを適用した後でこのコマンドが再度実行される前に、ユーザー定義変数に格納しておく必要があります。

OPEN CustomerAddress 
COUNT 
TotalRec = COUNT1 
SET FILTER TO ModifiedDate > '20100101' 
COUNT 
TotalFilteredRec = COUNT1

備考

COUNT の用途

COUNT コマンドの用途は、Analytics テーブル内のレコード数をカウントしたり、特定のテスト条件を満たすレコードのみをカウントしたりすることです。 テスト条件を指定しないと、Analytics テーブル内のレコードの合計が表示されます。

COUNT へのフィルターの影響

ビューにフィルターが適用されている場合は、フィルターリング条件の適用後、ビュー内に残っているレコード数がカウントされます。